先輩…?②
深澤side
俺は今、体育祭が終わって
門の前で照を待ってる。
一緒に帰るって約束したから。
けどさっきからやけに
声を掛けてくる奴がいる。
初対面の奴ね。
なのに俺の前に来て
『生きてる価値ないね』
とか
『周りから好かれてると思ってんの?w』
とか
とにかく俺を貶すようなこと
ばっか言ってくる。
芸能の仕事をしてる以上
こういう事は慣れないといけない。
でもしつこかった。
『早く死ねば?w』
とか
『お前を推してる奴なんていない』
とか
流石に俺も限界で…..
「黙れよ!」(叫
「分かってんだよ俺だって!」(叫
「この仕事が向いてないって!」(叫
「けど辞めても出来ることがねぇから続けるしかねぇんだって!」(叫
「出来るもんなら早く死んで楽になりたいよ!」(叫
「そうだよ、」
「誰にも求められねぇのに、、」
「なんで必死に生きてんだろ、」
「なんで頑張ってんだろ、笑」
岩)「ふっか、?」
岩)「どうしたの、?」
岩)「なんかあった、?」
照が来たっぽい。
普段ならこのまますぐに
学校離れるけど、、
「ちょっと”屋上”行ってくる、」
岩)「、、え、?」
奴が言ったことは何も間違ってない、
ガチャッ🚪
俺は屋上に来た。
本当は入っちゃいけないのに
鍵開いてるのもおかしな話だけどさ、笑
俺は柵の前に立った。
『そうだよw』
『お前はそれが正解だw』
『お似合いだよ~??w』
なんでか分かんないけど
奴も着いてきてた。
それに照も。
岩)「何してんの、?!」
「照、笑」
「これは正しい選択なんだよ、?笑」
「な、?笑」
俺は奴の方を向いた。
『そ~だよ!w』
『お前はなんも間違えてない!w』
『後はそこに跨って飛ぶだけだよ?w』
俺は奴に言われた事に従った。
岩)「何してんだよ、!」
岩)「ってか”誰と喋ってんだよ”、!」
「誰って、笑」
「俺はただ奴と、、」
奴が居るはずの方を向いた。
けど、そこには誰も居なかった。
「ぇ、」
俺が見た方にあったのは沢山の
建物の頭の部分だけだった。
岩)「門の前でも、」
岩)「ずっと”1人”で、!」
岩)「今も、、」
岩)「俺とお前しか居ないよ、?」
嘘だ、、、
だって俺は奴と、、!
「、笑」
「照、?笑」
「俺を騙そうとしてるでしょ、?笑」
照は1年の時から俺を
からかうのが好きだった。
だから絶対これも嘘だって思った。
岩)「嘘じゃない、」
岩)「本当にさっきから俺ら2人だけだよここに居るのは、!」
「嘘だ、、」
「嘘だ嘘だ嘘だ、、、!」
「奴も居たはずだ、!」
岩)「どんな人、?さっきから言ってる奴って、」
「それは、、!」
あれ、、
奴ってどんなやつだったっけ、
背は高かったか、?
髪は長かったか、?
っていうか、性別は、?
あっ、霧がかってた、!
え、霧、?
今は9月、、
霧が出る時期じゃないよな、?
ってか何で奴だけ、?
岩)「覚えてない、?」
「っ、、」
岩)「居もしなかったのに覚えてるわけないよ、」
居なかった、?
じゃー俺は誰と、?
「だって俺は奴に言われて屋上に、!」
岩)「誰もそんなこと言ってなかったよ、?」
岩本side
片付けが終わってダッシュで門に向かった
「ふっかお待たs、」
深)「黙れよ!」(叫
ビクッ
深)「分かってんだよ俺だって!」(叫
深)「この仕事が向いてないって!」(叫
深)「けど辞めても出来ることがねぇから続けるしかねぇんだって!」(叫
深)「出来るもんなら早く死んで楽になりたいよ!」(叫
門の前にいるふっかを見つけて
大声で呼んだら1人で壁に向かって
怒鳴ってるふっかが居た、
周りにいる人もみんな
ふっかの方を見てた。
深)「そうだよ、」
深)「誰にも求められねぇのに、、」
深)「なんで必死に生きてんだろ、」
深)「なんで頑張ってんだろ、笑」
「ふっか、?」
「どうしたの、?」
「なんかあった、?」
何を言ってるのか分からないし、
第一、誰と喋ってるかも分かんなかった、
困惑してたらふっかが急に
「屋上行く」って言うから
俺も着いて行った。
屋上に行ったのは俺とふっかの2人だけ。
なのに、俺がいない方を向いて
ずっと喋ってる、
1人で喋りながら柵に足をかけだした。
「何してんだよ、!」
どれだけ周りを見渡しても
誰も居なかった。
だからふっかに聞いた。
「ってか”誰と喋ってんだよ”、!」
ふっかはビックリした顔で
深)「誰って、笑」
深)「俺はただ奴と、、」
また誰も居ない方を向いて話そうとした。
深)「ぇ、」
今度こそ誰も居なかったみたいで、
深)「、笑」
深)「照、?笑」
深)「俺を騙そうとしてるでしょ、?笑」
でも、それを認めたくなかったのか
俺を疑い始めた。
確かによくふっかを騙すよ、?
でも今回は違う、
本当に誰も居ないし、
さっきまでも居なかった。
ずっと「嘘だ」って言い張って
俺の話聞いてくれなかったから
その人の特徴を聞いてみた。
「どんな人、?さっきから言ってる奴って、」
深)「それは、、!」
ふっかは考え込んじゃって
返事が返ってこなかった。
いくら待っても
返事が返ってこなかったから
本当に誰も居なかった事
を伝えた。
けど全然認めてくれなくて、、
深)「だって俺は奴に言われて屋上に、!」
「誰もそんなこと言ってなかったよ、?」
もう一度、誰も居なかったし
何も言ってなかったことを伝えた。
そしたらふっかはパニックになっちゃって、
深)「じゃーあれは誰なんだよ、!」
深)「俺が喋ってた奴は誰なんだよ、!」
深)「”霧ががってた”奴は誰なんだよ、!」
「知らないよ、!」
ってか霧、?
今って霧の季節じゃないよな?、
深)「なぁ照、俺、何も間違えてないよな、?!」
ふっかはこっちにきて
俺の肩を掴んでそう問う。
「何がだよ、」
何の話してんの、?
深)「俺、死んだ方がいいよな、?!」
「、、は、?」
急にこんな事言われると思わないじゃん、
「何言ってんの、?」
「ふっかが死んだら俺生きていけないよ、?」
「ふっかが居なくなったら学校生活楽しめないよ?、」
だって事実だもん、
同級生にも他学年にもふっか以外
仲良い人いないもん、
周りに公表してないけど、俺が何かしら
持ってるってのは勘付かれてると思うし、
特にクラスの人達はね。
まぁふっかは気づいてなさそうだけど、
でも、ふっかはあの世に逝こうとする。
「ふっかが逝くなら俺も逝く。」
俺はふっかの立ってる柵の横に立って
柵に跨がろうとした。
深)「何してんの、?!」
深)「なんでお前まで、!」
ふっかは俺が逝こうとするのを
必死で止めた。
「俺はずっとふっかと居たいもん、」
メンヘラな恋人みたいな事してるけど
俺は至って真剣だった。
ふっかの居ない世界なんて楽しくない。
だったらふっかと、、、
俺はふっかに止められて
校内に入れられた。
強引なやり方だったかもしれないけど、
ふっかが逝くのを止めれたから
いいかな、笑
けどこの時分かったよね。
ふっかは幻覚が見えたり
幻聴が聞こえたりしてるって。
ふっかも何か”持ってる”かもしれない、
主です!
マジで長くなりすぎてすいません!
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