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第1話「彼女が来た日」
春。
ブルーロック学園――。
全国から才能ある生徒たちが集まる、超名門校。
その校門の前に、一人の少女が立っていた。
「……ここが、ブルーロック学園……」
少女の名前は――潔 世一。
長い髪を軽くまとめ、制服姿で辺りを見回している。
「よし。今日から高校生活スタートだ!」
そう言って、潔は笑った。
その瞬間。
「…………」
校門付近にいた男子たちが、一斉に振り返った。
凪誠士郎。
千切豹馬。
御影玲王。
糸師凛。
雪宮剣優。
氷織羊。
烏旅人。
黒名蘭世。
乙夜影汰。
そして――
糸師冴。
士道龍聖。
全員の視線が、たった一人の少女に集中する。
「……誰?」
凪がぽつりと呟く。
けれど、次の瞬間。
胸が――跳ねた。
「…………かわいい」
自分でも驚くほど、自然に口から出ていた。
玲王も同じだった。
「……なんだ、あの子」
目が離せない。
千切は一瞬だけ目を見開き、
「……綺麗……」
と、小さく呟く。
雪宮は眼鏡を押し上げながら、
「……まずいな」
自分でも理由が分からない。
氷織も、
「……なんやろ。この感じ」
胸の奥が妙にざわつく。
烏は潔を見ながら、
「……あの子、えらい目ぇ引くな」
黒名は、
「……かわいい。かわいい」
と、完全に釘付け。
乙夜は口元を緩めた。
「へぇ……面白そうな子」
そして――。
凛。
「…………」
無言。
ただ、潔から目を逸らせない。
(……なんでだ)
初対面。
名前すら知らない。
なのに――。
297
47,951
あっぷるぱい
137
橘 柚
441
胸が苦しい。
そして、冴。
「…………」
冴もまた、潔を見つめていた。
普段なら他人に興味など示さない。
それなのに。
(……気になる)
理由なんて、分からない。
最後に――。
「……お?」
士道が潔を見つける。
そして。
「……マジかよ」
ニヤリと笑った。
「一目惚れって、こういうことか?」
全員が同じ少女に惹かれていた。
しかし――。
当の本人は。
「……?」
自分に向けられている視線に、まったく気づいていなかった。
「なんか今日、みんなこっち見てない?」
そう呟いて、首を傾げる。
そして――。
「ま、いっか!」
笑顔で校舎へ入っていく。
その笑顔を見た瞬間。
――さらに全員の心臓が跳ねた。
こうして。
ブルーロック学園史上最大の恋愛戦争が――
静かに始まった
コメント
4件
皆さん 見てくてありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))
おお〜、一目惚れ一斉スタート! 潔さんが「なんか今日みんなこっち見てない?」って首かしげてるのがもう可愛すぎる……。全員の目線が集まるのに本人だけ気づかないギャップ、めっちゃツボです。次は教室で隣の席争奪戦ですか? 楽しみすぎます🔥