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月城 蓮桜音
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水羽
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最後の相談者1005番は、20代の女性だった。
「結婚とか、就職の問題ですか?」山富士は女性に聞いた。「いいえ、自分のちょっとした癖で悩ん出るんです。」「それはまた珍しい…悩むような癖なんですか?」「私は彼氏が出来ると、その人の以前の彼女が直ぐに見えてしまうんです。モテる人なら女性の顔が何人も浮かびます。別に死人では有りません…」「それは、思いこみで根拠が無いんじゃ無いですか?」「いいえ、彼氏と話し中に『オレ、ブスより化粧が濃い女が嫌いだ』と言ったんです。」「それで?」「私は『髪が肩に付くのも嫌い何でしょ?』と言ったんです。彼からそういう女が見えたんです。」山富士は気味が悪るそうな表情が出てしまった。女性が「そう、ちょっとそういう顔されました。」と言ったので、慌てて山富士は笑顔を作った。
「でも上手くいってれば良いんじゃ有りませんか?」「それが喧嘩した時に『前の彼女はあなたのそういうところが嫌いだったのよ』と言ってしまう事が有るんです。それで何人も交際がダメになりました。」「じゃあ、黙ってたら?」「グッと抑えると、ナゾの女が『もっと言え、もっと言え』という感じで私をみます。」山富士は絶句した。
暫くして山富士は女性に言った。「もし私があなたなら、その珍しい透視能力でカップルの恋愛相談にのります。」
女性はポカンとしたが、「あぁちょっと視点を変えて、他人の恋愛関係を見るといいんですよねー。面白そう!! 」
喜々として女性は帰った。お布施は可愛らしい封筒に、2万円入っていた。
(私い人はお金も希望もあっていいわ…)山富士門跡はため息をついた。
コメント
1件
うわっ、この話めっちゃ好き!!💕 元彼女が見えちゃう癖って…それ透視能力じゃん、すごい怖いけど面白い!山富士さんが「恋愛相談に乗ったら?」って提案したのナイスすぎるし、女性が「面白そう!!」って目を輝かせて帰ったとこでホッとした🥺 ラストのため息と2万円もなんかリアルで笑っちゃったw 作者さんの切り口、毎回天才すぎるよ〜!次の話も楽しみにしてるね✨