テラーノベル
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ソウタはもう三日間何も食べてなかった。
三日前にコンビーフの缶詰を、壊れた民家の戸棚から見付けて以来、食べ物を見ていなかった。
ここら辺りでは井戸水が飲めたので、ソウタはそれによって何とか生き延びられた。
ソウタは丘の向こうに、さっき見たゾンビがまだいると思うと、今身を隠している納屋から出られなかった。
ソウタはお腹が空き過ぎて、うとうとし始めた。
足元をネズミが横切ったが、ソウタは気にも止めなかった。
ソウタは薄れゆく意識の中で、遠くに微かに爆竹の音を聞いた。
ソウタは夢を見た。
夢の中でソウタは友達と、好きなメタルバンドのライブ会場にいた。
バンドのボーカルがアンコールで、ソウタの大好きな曲を歌い始めた場面で、ソウタは夢から覚めた。
外には、爆竹の音が鳴り続けていた。