とある本を参考にさせていただいています。
⚠️注意⚠️
・大阪が主人公
・たまに東京がヤンデレ?化する
・BL
・東京×大阪
・ファンタジー世界
・口調迷子
・方言変なとこあるかも
本当にすみません💦Part2で神奈川出てきたと思うんですがそれを千葉に変えます💦本当にすみません💦
それでは早速本編へ
東京「勝手に婚約を進めたこと怒っていますか」
大阪「いや、別に」
東京「それなら良かったです」ニコ
あれから一週間後──…
あっという間に話はまとまり東京と俺の婚約が決まった
大阪「俺の親に挨拶はすんだが」
大阪「東京の家族に合わんくてええんか?」
東京「大丈夫ですよ」ニコ
大阪「?」
東京「こうして二人で食事は初めてですね」
大阪「そうやな」
東京「大阪は肉と魚、どちらが好きですか」
大阪「肉やが」
東京「私も、肉の方が好きです」
大阪「そうか」
東京「………」
大阪「………」
東京ともっと話たいけど…
傷つけるようなことを言ってまうのが怖い…
大阪「(美味い)」
東京「……私は、大阪に甘えていたんですね」
東京「ずっと、あなたから向けられる好意に甘えていたんです」
東京「会話だって一生懸命に話を振ってくれていたから続いていたのだと今頃になって気がつきました」
東京「私は今まで、あなたに好きだと伝えることすら出来なかったのに」
東京「いつも笑顔でまっすぐに好きだと言ってくれて」
東京「ずっと私だけを見ていてくれた」
東京「可愛くて、愛しくて本当に嬉しかったんですよ」
東京がそんな風に思っててくれたなんて──…
俺の想い届いてたんや
可愛い愛しいと言われるだけで俺の心臓は飛び出しそうやのに
東京「ですが、大阪が私を嫌いでも関係ありません」
東京「私と結婚して一生側に居てもらうだけです」
……!?
俺なんかがほんまに東京のそばにずっと居てもええの…?
まさか、こんな幸せごとが起こるやなんて天にも昇る心地やわ
ずっとずっと恋焦がれていた東京のそばに居てもええやなんて
夢でも見てるとしか思えん
大阪「そうか」
東京「……本当に、嫌われてしまったようですね」
違う──…!
嫌いになんて絶対にならんのに!
一ヶ月と三週間前──
東京の気を引きたくて俺は魔法で行動を制限した
あいつの前では好きだと伝えない笑顔にならない素っ気ない態度をとるというという三つの制約
好きになってほしくてかけたはずやのに、こんな酷い態度で東京を苦しめている
本当の気持ちを伝えたいのに肝心な時に伝えられない
なんてことをしてしまったんやろう
東京「それでも、あなたはもう私の物だ」
俺が…東京の物に…?
大阪「……」
東京「……」
東京「……お願いですから、そんなに睨まないでください」
大阪「(東京のあまりの美しさについ見とれてしもた…)」フイッ
東京「実は来週、知人の舞踏会に呼ばれているんです」
東京「あなたさえ良ければ婚約者として一緒に行ってくれませんか」
東京とこっ婚約者として…?!キュン
大阪「わかった」
東京「ありがとうございます大阪」
あいつの婚約者として初めて社交の場に失敗なんかできるはずない
──…やけど制約魔法のことがあって不安でいっぱいになってしまう
────────────────────────
モブ「大阪さんっ」
モブ「大阪さんっ」
大阪「なんや?そんなに慌ててどうしたん」
モブ「あの、お届け物が…っ」
大阪「お届け物…?」
モブ「東京さんからなんです」
東京から…!?
東京が俺の為に用意してくれた服──…
この服で東京とダンスを…?
モブ「東京さんは大阪さんのことをよくわかっていますね……!」
モブ「本当にお似合いです!」
大阪「そ、そうか?本当に似合ってるか?」
モブ「それはもう!世界一美しいですよ!」
大阪「もう!そんな褒めてもなんも出んで…!」
モブ「……そういや大阪さん、またあの手紙が来ていましたよ」
大阪「ああ、よく飽きひんよな」
学園を卒業した頃から数ヶ月に1回届くようになった気味の悪い手紙
毎回差し出し人は書かれておらず「いつでも見ているよ」「あなただけを愛している」など愛の言葉がびっしりと書かれている
モブ「外ではお1人にならないように気をつけてくださいね、!」
大阪「大丈夫やで」
大阪「あんなんイタズラに決まってんもん」
大阪「そんなことよりこの服似合う髪型とか考えんと!」
大阪「あんたも手伝ってや!」
────────────────────────
舞踏会当日
モブ達「まあ、噂は本当だったのね」
モブ達「あの東京さんと大阪が…!」
東京「本当に綺麗です大阪、皆があなたを見ていますよ」
大阪「まさか、皆が見てるのはあんたの方や」
楽しみにしていた東京と婚約者として参加する舞踏会──…
正直、制約魔法のこともあって不安でいっぱい
そもそも、憧れのまとの東京と平凡なな俺との婚約
風当たりは強く厳しいはずや
モブ達「大阪」
モブ達「久しぶり!」
モブ達「あんたのことを皆、ずっと陰ながら応援していたのよ」
モブ達「婚約おめでとう!すごいわ!」
モブ達「本当健気だったよな」
モブ達「いつも小型犬のように東京さんの所に駆け寄って行ってさ」
モブ達「東京さん、どうか大阪をよろしくお願いします」
東京「はい勿論です」
東京「一生大切にしますよ」
大阪「(魔法学園時代の同級生のやつら…)」
大阪「(応援してくれてたんや)」
モブ達「一途に思い続けた恋がこうして実るなんてまるで小説のようだわ」
東京「ニコ」
不安は尽きんけど──…
東京と舞踏会に来れて嬉しい
モブ「東京くん」
東京「───」
モブ「─────」
東京「大阪、少し席を外します」
大阪「あ、久しぶりやな、愛知」
愛知「…、」
愛知「いよいよあの東京と婚約したんやって?」
大阪「ああ、そうやねん!」
大阪「ホンマに夢みたいや!」
愛知「お前ずっと好きだったもんな」
愛知「婚約おめでとう」ニコッ
大阪「……ありがとう愛知」ニコッ
……ああ、東京の前でも素直に笑えたらええのに──…
東京「…、」
グイッ
大阪「……東京、?」
東京「…」キッ
愛知「…、?」
────────────────────────
東京「あなたは本当に私を煽るのが上手ですね」
東京「頭がおかしくなりそうだ」グッ
東京「……あなたが私を好きでも嫌いでも関係ないなんて、嘘です」
東京「そう思いたかっただけなんだとたった今思い知りました」
東京「私が悪いのはわかっているんです」
東京「あなたに甘えて安心しきっていた私が悪い」
東京「もっと出来ることはあったはずなのに」
大阪「……」
東京「それでももう一度、あなたに笑いかけてもらいたい」
東京「好きになってもらいたいと思ってしまうんです」
大阪「(…//)」
東京「またあなたに好きになってもらえるように努力します」
東京「勿論、直ぐにとは言いません」
東京が俺なんかの為に
ここまで言ってくれるなんて
馬鹿なことをしてあいつを傷つけてしまってんのは俺の方やのに──…
東京「せめて私の前で他の奴に笑顔を向けないでください」
東京「流石に、耐えられそうにない」
大阪「わかった」
東京「……もうひとつだけ、お願いしてもいいですか」
大阪「なんや」
東京「チャンスをくれませんか?」
大阪「チャンス、か」
東京「あなたに好きになってもらえるように、頑張る機会です」
大阪「勝手にしいや」
大阪「…、」
東京「ありがとうございます」チュ
手の甲にキスをする
東京「……もうひとつだけ、お願いしてもいいですか」
大阪「……」
最後まで見て下さりありがとうございます。
コメント
1件
続きを早くみたい!!!待てない!!!ヤバい、最高すぎます…!!!流石に尊すぎます…文豪すぎます…リピ不可避!!!