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生徒会室に戻っても
あの僕を引き止めた佐藤くんの顔が
なんだか頭を離れなかった。
いや、だめだだめだ。
ちゃんと仕事が終わらないと
放課後まで仕事になってしまう。
僕はその一心で
黙々と作業を終わらせた。
「これでよし、っと…」
「終わりましたか、会長。」
副会長の如月くんが声をかけてきた。
「あぁ、うん、」
「なんだか疲れてますね。」
「そりゃ、こんなの疲れるよ。」
「はは、そうですよね。」
そんな会話を少しして
「それじゃあ、僕そろそろ帰ります。」
そう言って如月くんは帰っていった。
僕もそろそろ帰らねば。
そう思い生徒会室を出ると、
「あ、やっと出てきた、」
佐藤くんが待ち伏せしていたように
顔を出した。
「こんな所で何をしているんですか。」
「生徒会長くんと帰りたくてさ~、」
そういう佐藤くんの顔には
少し冗談じゃなさそうな目も見れた。
断って面倒事になると困る。
「わかりました。」
そう1つ返事をして
佐藤くんと校門を出た。
コメント
1件
優 . さん、第4話読ませていただきました。 会長が仕事に集中しようとしながらも、佐藤くんの顔が頭から離れない――あの心情の描き方がじんわり響きました。最後の「冗談じゃなさそうな目」という一文に、ただの軽いキャラじゃない佐藤くんの奥行きを感じて、続きがすごく気になります。引き継ぎって言葉も気になる…会長って交代するんですかね? 素敵な時間をありがとうございました🌷