テラーノベル
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師匠@活動終了
奏目線で描きます。
ーあぁ、どれくらい時間が経ったのだろう。
私は、まふゆに“救われてない。あなたの曲は誰も救えない”と言われてからニーゴを抜け、音楽も捨て、部屋に篭り続けていた。本当なら学校に行かなければいけない。だけど、そんな気力なんか湧いてなんか来なかった。だけど、そんな私のもとに一本の電話がかかってきた。先生からだ。
「宵崎。そろそろ学校に来い。留年するぞ?」
「ー。はい、わかりました。明日行きます」
たった数秒。だけど、私の胸は早鐘のようになっていた。学校に行ったら、周りの人に貶されるんじゃないかと怖くなったから。
「ー、行くしかない、か」
そして、次の日になった。重い足取りのまま学校に向かう。その時、彼女と会った。
「あ、宵崎さん!おはようございます」
「あぁ。星乃さんか。おはよう」
私は偽った。バレないために。
「今日は来たんですね!」
「邪魔じゃない、かな」
「大丈夫ですよ!少なくとも私は嬉しいですよ!」
そう、星乃さんは明るく言っていた。だけど、はっきりわかった。星乃さんは私と同じなんだ、と。苦しい思いを隠すために笑っているんだ。
「それじゃあ、一緒に行こうか」
「はい!」
それから数分後、私たちは宮女に着いた。すると、宮女に着くなる、星乃さんは走り出した。
「あ、急がなきゃ!今日も頑張りましょうね!」
「うん、そうだね」
そう言って星乃さんは走っていった。
ーだるいな。しかたないけど、行く、しかないよね。
そう思って、教室のドアを開けた。すると突然、数人グループの女子が私に声をかけてきた。
「ねえ、あんた。これってあんたなの?」
そこにはKと書かれたアカウントがあつた。
「え、えっと。はい、私、です。」
「あんた、変な曲作ってるんだね。私たちには何にも響いてこなかったよ。でも、イラストとかMVは可愛かった。だけど、メロディは最悪だったよ」
そう、面と向かって言われたんだ。その時、私の中で何かが壊れた。
「じゃあ。」
「ーん?」
「ーじゃあ、聞かなくてもいいじゃないですか」
「お前、馬鹿にしてんのか?」
「してないです。メロディが最悪なのに、聞いてるとか馬鹿だなって思っただけですよ。だって私の曲は、誰にも届かないんだから」
そう言って私は教室を出た。あそこにいても無駄だと思ったから。
ーそうだ。屋上に行こう。何か楽になれるかも。
そう思い、私はおくじょうに行った。
ギギー
「やっぱりここ、開くんだね」
すると、そこには、ある女子がいたんだ。
「ー星乃さんと、花里、さん?
コメント
1件
読み終えました……苦しい回でしたね。 奏があの言葉を「面と向かって」浴びせられる場面、胸が締め付けられました。特に「聞かなくていいじゃないですか」と返すところに、もう傷つきすぎて開き直るしかない痛さがあって。最後の屋上のシーンで一息つけた気がしますが、そこで瑞希と会う展開が気になります……。奏の心情の揺れ方が繊細で、続きがすごく気になります。