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ある日、部屋《へや》にダンボール箱が置かれていた
何を買った予定もないし、外は晴れているし
僕はとりあえず下にいたお母さんにダンボールの事を聞いてみた
「知らないわそんなの」母さんは言った
テレビからは10パーセントほどしか値引かない通販番組の音声が漏れていた
中を開けてみると、ツルツルした白い
ヘルメットが入っていた。それと、1枚の
紙が入っており、そこには「このゲームは1日に1時間しか出来ません」とだけ書いてあった。1時間って言えば夕飯の支度も終わらないじゃないか、僕の通学の時間は大体10分ぐらいだけど、6回しか通学出来ない。
短すぎるよ、手を繋いで歩く時の流さは10分が1時間ぐらいに感じるとか聞くけれど…
まあ、物は試しだ
僕はヘルメットを装着してみた
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これが僕の深い深い穴に落ちた様な
冒険《ぼうけん》物語の始まりだった