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今日は、挙式前日。
いよいよ明日が本番。
「籍を入れる前の日に、両親に挨拶したから、もういいのよね?」
「うん、もう新婚生活が始まってるし、赤ちゃんもお腹に居るし……な。体調大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。
あ〜やっとココまで来れたね」
「こんな時期じゃなかったら、もっと友達や会社の同僚にも祝ってもらえたのになぁ〜」
「ううん、イイの。ウェディングドレスを着れるだけで嬉しい〜この瞬間は、今しか無いから……ありがとう洋平♡」
「美優〜♡俺、美優のこと諦めないで良かった。
ごめんな、あの時、酷い別れ方をして……」
「ホントだよ、どれだけ泣いたと思ってるのよ」
「ずっとずっと後悔してた。でも、あの時は、お父様とお爺様のことを知らなかったから、もし、聞いてたら、挨拶に行っても、まだ未熟な俺だし、反対されてたかなあ〜とも思うよ」
「聞いてたら、やっぱり逃げてた?」
「いや、それはない!でも、認めてもらうには、やっぱり時間がかかったんじゃないかな?
だから、俺たちは、出会うべくして、出会って、
結婚するタイミングがやっぱり、今だったんだよ」
「そうかもね〜」
「美優〜ありがとな、俺と結婚してくれて」
「何よ〜もう〜そんなこと言われたら……
泣けるよ〜グスン
こちらこそ、ありがとう。私と結婚してくれて……」
「美優〜また、泣かしちゃったな、ごめんな」
頭を撫でる洋平
「ううん、嬉し涙だから……」
「一生一緒に居ような♡大切にする。愛してるよ♡」
「うん、私も……愛してる♡」
おでこに、チュッ
鼻にチュッ
唇にもチュッ
ジーっと焦らす洋平
「う〜ん、ココは、ちゃんとしてよ〜♡」
「ふふ」
甘〜い、甘〜いキス♡
「コレでいいですか? 奥様♡」
「もっと〜♡」
「喜んで♡」
「美優が目の前に居る幸せ♡」
「洋平が目の前に居る幸せ♡」
「俺、頑張るよ! もっともっと上を目指す!
美優と一緒に上からの景色を見ようって約束したから……」
「うん、お爺ちゃん、お婆ちゃんになってもイイから
楽しみにしてる」
「目標にする人が近くにいるし、
守りたい人が居るから、余計に頑張れるよ」
「うん、私も嬉しい」
「一緒に頑張ろうな」
「うん」
「ありがとう〜」チュッ
「もう今日は、そろそろ休もうか……」チュッ
「うん」
チュッ、チュッ
「う〜ん、また〜♡」チュッ
「キス魔」チュッ
「早く爆乳になりますように〜」
「おっぱい星人!」
挙式当日
「美優〜結婚指輪、忘れちゃダメだよ」
「うん、ケースに入れなきゃ。
あー! どうしよう? 抜けない」
「あー指が浮腫んで抜けないんだ」
「もう、嵌めたフリじゃダメ?」
「え! 一応儀式だし……」
「石鹸で滑らせたら、抜けるかも……」
「あと少しだけど、抜けないよ〜」
「ちょっと待って、調べる!」
「ハンドクリームを塗る、糸を巻きつける」
「タコ糸ある?」
「料理用のがキッチンに……」
「ちょっと、隙間を作って糸を通して先を置いておく。糸を指に巻きつける。置いておいた方から逆に巻いて行く」
「あ〜すごい、ズレたから抜けた〜」
「良かった〜」
「でも、今日、一旦指輪の交換は、するけど、
また浮腫んで抜けなくなるから、終わったら、
もう一度抜いて、ネックレスか何かに付けておいたら?」
「うん、そうだね。そうする」
「洋平は、抜いちゃイヤだよ」
「うん、ずっと付けてるよ♡」
「ふふ」
「準備出来た?」
「うん」
「じゃあ行きましょうか、奥様♡」
「はい、旦那様♡」
「美優、愛してるよ♡」
「洋平、愛してるよ♡」
抱きしめる
「あとで誓いのキスって、口にしたら、お父様、
怒るかなぁ?」
「大丈夫じゃない?もう赤ちゃんも出来てるのに〜」
「そうだよな、じゃあ練習しよう♡」
チューーーーッ
「長〜〜〜〜い!って言われそう。舌入れちゃダメだよ」
「えー?じゃ、もう一回」
チュッ
「短いよ」
「じゃ」
チューーーッ
「それぐらいかな♡」
「あー舌入れた〜い」
「ダメ!」
「あ、早く行かなきゃ。行くよ」
「美優、もう一回、練習しよう」
チューーーーーーーーーーーッ
「絶対だめだよ!
ね〜パパは、可笑しいね〜」
と、お腹を撫でる美優
「洋平!」
チュッ♡
「ふふ♡」
「美優ちゃ〜ん♡」
そして…
めでたく
結婚式は、ホテルの教会で
両家のご両親、
美優の祖父母、
洋平の弟さんに、見届けられ、
無事に《《慎ましく》》
執り行われました。
Congratulations on your wedding!
末永くお幸せに〜♡
3人で♡
-END-
ありがとうございました。
『恋は楽しく、結婚は慎ましく②』へ続きます。
8月22日、公開しました❣️