テラーノベル
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小柳さんはまた俺と口を利いてくれなくなった
俺はボスの機嫌を損ねるのが上手いらしい
俺はと言うと頭のネジが何本も抜けてしまったみたい
今までそんな恋愛なんかした事ないのに、ボスばかり追いかけてしまう
これが思春期に何もしてこなかった『つけ』かのように
所構わず着いて行き、周りの皆んなの目も気にせず
「ボス!どこに行くんですか?」
「あ、颯馬君。今ねスーパーに買い出しに行こうかと思って。いいよ、ボスと行って来な」
そう言うとらんさんが俺を手招きする
「え、一緒に行きましょうよ」
「いいよぉ、2人で行って来なよ」
「‥‥‥‥‥‥」
そんな無言の圧をかけられたって平気だ
俺は助手席に乗り込む
「‥‥お前1人で買ってこいよ」
「良いですよ?別に。ボスの役に立つなら」
「‥‥‥‥‥‥」
1人で買うには重量が重すぎる
でもボスが行けと言うなら俺は行く
でもボスならしない
「車の鍵俺に下さい。買ってくるんで」
「‥‥いいよ」
やっぱりね?
ちゃっかりそこに付け込む俺もどうかとは思うけど‥‥
でもどんな手を使ってもこの人の側にいたい
そしていつかは支えられるようになりたい
公私共に‥‥
「らんさんも一緒に来たら良かったのに」
「お前がスピーカーみたいにどこでも言って回るからだろ?」
「アルランディスさんも皆んなの前でボスに求愛してるじゃないですか」
「アレはビジネスだから良いんだ」
「それって俺は本気だって小柳さんは思ってるって事で合ってますか?」
「‥‥っ、知らねーよ!ごちゃごちゃうるさいな、事故るだろ⁈」
そう言った側から前の車にぶつかりそうになった
俺はボスの体を片腕で支え、もう片方でハンドルを握った
車体は路肩にそれ、ボスが踏んだブレーキで車は止まる
「大丈夫ですか⁈ボス!」
「‥‥あぁ、悪かった」
「いえ、俺こそ運転中なのにすいません」
「‥‥もう離してくれないか?」
「あ、はい」
俺は咄嗟に庇った腕をボスから離した
ボスに触れた箇所が熱い
「今日は随分素直だな」
「俺はいつだって素直でしょ?だからいつも俺の心に従ってあなたに言い続けてる」
「‥‥いつまで続けるんだよ」
「あなたに受け入れてもらえる日まで」
「ウザ‥‥一生かよ」
「一生好きだとは言ってませんけど」
「そんな甘い気持ちで俺に纏わり付くなよ」
「嫌ですよ。俺だって覚悟があって一生付き纏うんですから」
一生受け入れてくれないのかな
でも俺は密かに期待している
あなたが本気で断ってこないから‥‥
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コメント
2件
/ アルちゃん出てきた笑最高すぎ! こや 本気では嫌がってないって事は酒寄 おせ~!いや 押してだめなら引いてみろ って言葉もあるし...でも酒寄沼らせるのうまs((((続き楽しみにしています✨️