TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

omegaverse ―第二の性―【☽】

一覧ページ

「omegaverse ―第二の性―【☽】」のメインビジュアル

omegaverse ―第二の性―【☽】

16 - 第16話

♥

3,556

2022年10月01日

シェアするシェアする
報告する





jkside


彼の仕事場を覗き、トイレも探し、いつかのあの階段裏に行ってみても見つからず、途方に暮れていた



違うよね、違うよね、



頼むから戻ってきててよ、



泣きそうになりながら、再びエントランスに戻ろうとした時、








“ごめん!向かいのカフェ行ってた!今戻ったよ”








携帯がなって、ヒョンからメッセージが来た


安堵で思わず廊下の壁に寄りかかる


潤んでた目から涙がこぼれかけて慌てて拭った


もう、、携帯みてよ、、、


ほんとに怖かったんだから、、


エントランスに戻ると、にこにこしながらこちらに手を振るヒョンがいた




🐣「見て!新作だって!

さっき待ってたら同僚が教えてくれて、グクと食べようと思って買いに行っちゃったの」




小さな袋を嬉しそうにひょいっと掲げてみせるヒョン。


その仕草があまりにかわいくて、怒れなくて、僕は彼のスーツの袖をちょっと握り、はぁ、、とため息をついた


🐣「あ、、あ、ごめん。探した、よね?ごめん、、」


🐰「ううん、大丈夫。

買いに行ってくれてありがと、帰って食べよっか。」


不安になって探し回ったのは僕の都合だ。そうだ。ヒョンは悪くない。


とりあえずヒョンの頭を乱暴に撫でながらそう自分に言い聞かせた


🐣「ちょ、ちょっと、、、ぐちゃぐちゃにしないでよ、、」


ヒョンが頭を覆って頬を膨らませてしまう


その顔にまたキュンとさせられたが、


もう一度彼の袖口に手を移し、引っ張って、ヒョンを半分引きずるようにしながら、僕はさっさと会社を出た


自分でもわかってる、なんにも自分への言い聞かせが効いてない


というか焦りすぎてヒョンへの対応がおかしくなっている



jmside


な、なんか怒らせちゃったなぁ、、


いつもはこんな前を歩くなんてことしないのに、、


引っ張られているから頑張って着いていく


グクの家の方に行こうとするから、


🐣「ね、ねえ今日僕の家って、、」


昨日もお邪魔しちゃっていたから、今日は僕の家でゆっくりする予定だった


慌ててぐっと引っ張り返すと、立ち止まったグクがやっとこちらを振り向いてくれた


🐰「うちじゃだめ?早く帰りたいの、お願い」


🐣「グクがいいならいい、けど、、ねぇ、、泣いてる?どうしたの?」


夕方の薄暗い中で、目が潤んで光っている気がしてそう言うと、


グクは本当に泣きそうに顔を歪めて、


🐰「なんでもない、帰ったら話すから。

帰ろ。」


そう言ってまた袖を引っ張って前をどんどん歩き出すから、慌てて着いてく


どうしたんだよぉ、、、


いつもは2人だけの空間でキスすることもあったマンションのエレベーターも、


グクが黙りこくってしまってほとんど話せず、

僕は本当に心配だった


🐣「ねぇ、、」


🐰「待って、、家着いたら。」


🐣「わかったよ、、」


鍵を開けて、ドアを開けたまま押さえていてくれるから、ありがと、と小さく言って、もうすっかり入り慣れた家の中に入った


グクが玄関を閉める音を聞きながらリビングに先に入り、買ってきたスイーツをテーブルに置く


後ろからグクが入ってきた気配がして、訳を聞こうと振り向きかけたその刹那


🐣「ぅわっ、、?!」


彼の大きな胸にぎゅっと引き寄せられて抱きしめられた




omegaverse ―第二の性―【☽】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

3,556

コメント

3

ユーザー

🐰ちゃん…すっごく不安やったんやね😭 私も読んでて焦ってたもん💦💦 あの同僚ってろくなヤツじゃない😡 も〜ほんとにも〜💢

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚