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dzl社二次創作
本人様には一切関係ございません
死ネタになる可能性があるので
地雷さんは回れ右でお願いします
それではどーぞ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー-⛄️side-
あの日、僕は屋上で
オレンジに染まった鮮やかな夕焼け空を
ただ、眺めていた。
タッタッタッ…
足音…。先生か?
立ち入り禁止だからバレたらまずいと
咄嗟に隠れた。
扉を開く重苦しい音が鳴り響く。
ハァハァ…
どうやら先生ではないようだ。
物陰からちらっと様子を見てみる。
そこに居たのは背が低めの美青年。
ちらっと見えた首元はあざと傷でいっぱいだ。
確か…隣のクラスで虐められていた…誰だ?
名前が分からない。
そんなことを考えていると、
その青年は、
目の前のフェンスに
まずい、死ぬ気だ。
何とかして止めなければ。
神様とはできるだけ、話したくない。
そうこうしているうちにフェンスを乗り越えた
青年の目は見開かれていて、
怯えているような、
それでも楽しんでいるような
とても不思議な目をしていた。
青年は空を見上げた。
その隙に、
パシッ
???:ッ!
僕は腕を掴んだ。
その一瞬がなかったら間に合わなかった。
しかし、驚いた青年は足を踏み外し、
腕だけで宙吊りという想像もしたくない
絶望的な体勢になってしまった。
今は耐えているが、
体力がない僕はいつか力尽きる。
もちろん引き上げることなんか出来ない。
少し抵抗されるだけでも結構キツい。
必死に両手でその子の手を掴む。
どうか…どうか…落ちないでくれ。
そう、願うしか無かった。
でも、そう上手くいくわけがない。
???:なんでッ!
なんで止めるの…?
どうして楽にさせてくれないの?
もう、疲れたんだッ!
…ッ!
そういって顔を歪める君。
何がこの子をここまで追い詰めたのだろう。
なんだか、怒りを覚えた。
⛄️:僕は、助けたいと思った人を
助けただけや。
???:ッ!
僕はあんな奴らとは違う。
上手く言い表せないけど、
君には生きていて欲しいんだ。
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹