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さくらぶ
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コメント
6件
ついに見えたんだ!!良かった(´;ω;`)

ヤバイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! めっちゃ面白かった!!!!!!!!!!
最終回!
朝の光が、校舎の窓から差し込んでいた。
翔太はゆっくり目を開ける。
保健室の天井が、柔らかな光に包まれている。
「……まぶし」
思わず目を細める。
でも、それは嫌な眩しさじゃなかった。
むしろ――
「色…」
窓の外の空が青い。
カーテンは白く揺れている。
机の木の色も、はっきり見える。
翔太は驚いたように立ち上がった。
「……見える」
その時、扉が開く。
「翔太?」
阿部が入ってきた。
いつもの優しい声。
翔太は振り向く。
そして、少し笑った。
「阿部」
「色、全部見える」
阿部の目が大きくなる。
「本当に?」
翔太は窓を指差す。
「空も、光も、全部」
「ちゃんと見える」
阿部の顔に、ゆっくり笑顔が広がる。
「よかった……」
本当に安心したような声だった。
翔太は少し照れながら言う。
「……お前のおかげだけどな」
阿部は首を振る。
「違うよ」
「翔太が、自分で掴んだ光だよ」
翔太は少し考えてから、小さく笑う。
「じゃあさ」
「半分は阿部のおかげってことで」
阿部も笑った。
二人で保健室を出る。
廊下を歩き、校舎の外へ出ると――
朝の光が、校庭いっぱいに広がっていた。
翔太は空を見上げる。
青い空。
白い雲。
あたたかい太陽の光。
全部が、はっきり見える。
そして、その隣には――
阿部がいる。
翔太はふと呟く。
「なあ、阿部」
「これからさ」
「もっといろんな景色、見に行こうぜ」
阿部は驚いたあと、優しく笑う。
「いいね」
「一緒に見よう」
翔太は頷く。
灰色だった世界は、もうない。
代わりにあるのは――
眩しいくらいの光と、隣にいる大切な存在。
翔太は空に手を伸ばした。
「俺、まだ見たい」
「もっと――」
そして、阿部の方を見て言う。
「新しい光をあびたい」
阿部はその言葉を聞いて、静かに頷いた。
「じゃあ、一緒に浴びよう」
朝の光が、二人を包み込む。
それは、これから続く未来の始まりだった。
🌙 × 💙
完結
ばいしな!