《名も知らぬ彼に》
大変遅くなり申し訳ないございませんでしたッ、
ワンク
nmmn
📢🌸(紫桃)
地雷さんはご注意ください
ご本人様には関係ありません
雨は嫌いだ、、
だって、会えないんだもん……
桃)はぁ…今日は雨か、、
俺のテンショが著しく下がる、なんで雨なんて降るんだよッ
って思いながらも消毒の聞いた馴染みのある匂いが漂う部屋で1人布団の中に潜る、
俺は生まれつき体が弱く、ものごごろついた頃から病院で入院している、
ずっとつまんなくて、退屈で、でもそんな時に彼と出会ったんだ
数週間前……
桃)(外を眺めている)
俺がいる病院のすぐ横には公園があってそこではよく俺と同い年くらいの子供たちが遊んでいる
桃)……いいなぁ((ボソッ
そんな思いで眺めていた時に1人こちらを見た奴がいた、
?)ジー(桃を見ている)
桃)え、あの子俺の事見てる?
?)ブンブン(桃に向かって手を振る)
桃)ッ!
そこから俺は彼が遊んでいる姿をよく眺めるようになった、名も知らぬ彼を、、
毎回最初に手を振ってくれるし、なにか面白いことがあったり、びっくりしたことがあるとこちらを向いて共感を求めて来る、
ちょっと可愛いw
病院も悪くないなぁと思い始めていた時、
俺は有名な大学病院に転院することになった、
もう会えない、そう思った時に気づいた、俺は彼が好きだったんだなぁって
そしてこの病院にいる最後の日、その日は雨だった、、
最後くらい合わせてくれよ、、
せめて、名前ぐらいは知りたかったな…
数年後
桃)はぁぁ…眠い、、
赫)大丈夫かー?
桃)元はと言えば赫のせいでしょッ!夜な夜なゲームに付き合わせやがって……
赫)ごめんってw
俺の体は丈夫になり、今では普通に学校に通っている、とはいえ病院を退院したのは小4の頃、学期の途中という中途半端な時期に転校してきて浮いていた俺に話しかけてくれたのが赫だった
桃)赫はなんでそんなに元気なのさ…
赫)え?そりゃ授業中寝てるからに決まっt
桃)ちゃんと授業受けろッ!
こんな調子でよく軽口を叩きあっている
赫)てか桃がこっちの高校来るとはなぁ…
桃)だって赫と一緒が良かったし、それに…
赫)前に言ってた彼?
桃)そ、前の病院この辺りでさ、もしかしたらってw…あ、有り得ない話だけどね、、
赫)いや案外あるかもよ笑
桃)あるわけない幻想言ったって意味ないんだよ!
?)待ってッ!
桃)え?
赫)え、何?
振り返った瞬間に俺の手が掴まれた、
びっくりした俺は顔を上げた、、
そしたら見えたのは………
赫)ちょ、おい急に桃の手、掴んできてなんなんだよお前、桃もちょっとは反抗しろって…桃?
?)お前、小さい頃近くの病院にいた奴だよな!?
?)俺の事、覚えてる?
覚えてるに決まってる、忘れたことなんて1度もない、
目の前にいたのは、あの彼だった、
背丈が変わっていても間違えるはずない
彼だ、ここに彼がいる
桃)え、ほんとに君、、あの時の…?
?)ッ!覚えててくれたんだな、、
赫)??…あ、もしかして、、君、あの『彼』!?
?)あの?
桃)ちょ、赫ッ!//
赫)だから言っただろ〜、案外あるかもしれないってw
いやそんな話今してたけどもッ!まじで会えるなんて、、
?)お前名前は?
桃)え、あ…桃です、、
?)俺の名前は紫だ
紫、初めて聞けた、
紫、なんかしっくりくるな…
紫)それに敬語やめて、
桃)え、あ、うん…
紫)てかなんで急にいなくなったんだよ!
いやいなくなったって言われても、、
桃)いや別に大学病院に転院しただけだし、、
紫)なら一言くらいッ、、
桃)俺体弱くて大声出せる状態じゃなかったし、、
紫)文字で伝えるとかあっただろッ!
桃)ご、ごめん…?
いや、まあ伝え方は色々あっただろうけど喋ったこともなかったし、俺は好きだったけど相手の気持つなんてただ遊んでるとこ見てくるやつぐらいにしか写ってないと思ってたし、、
紫)俺がどんだけ探し回ったと……
え、探し回った?俺を?
桃)な、なんで俺なんかを…
紫)そ、そりゃ、、お前のことが…s
赫)なぁ俺もう行ってもいい?
紫)お前っなぁ!、、誰だか知んないけど、折角人が…
赫)いやお前の都合なんて俺の知ったこっちゃないし、でも
愛しの彼に会えてよかったね、もーもッ♪♪
桃)ッッ///!
こいつ、言いやがって!本人が目の前にいる中言うか!?
紫)愛しの……?
赫)んじゃ、先言ってるねぇ〜、後で結果聞かせてちょ、ま、聞くまでもないか…
紫)愛しのってことは…期待してもいいのか…?
桃)……あ、いや…えっと……コクッ
紫)ッ!次は絶対離さねぇ…
桃)ごめんってば、紫…
紫)ッ名前…
桃)やっとわかったからニコッ
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おっふ…(