都市に向かって歩いている途中、砂漠を見つけた。「砂漠…」とホシノがポツっと呟く中、砂漠に入ろうとするとまた別のねこが出てきて行く先を阻んだ。「この先は激嵐が舞っているので行けません!」と言われたものの、砂漠は凄く静かそうで、嵐のようなものもなかった。するとホシノが僕の前に出て、ねこに言った。「私たちここを通りたいんだけど、何故通れないの?砂漠を見る感じ何もないけど。」「えーとですね…」ねこは言葉を詰まらせた。「激嵐は近くに行ってみないと分かりません。またどこが始点かも肉眼では分かりません。そして激嵐はとても強い嵐です。あなたたちみたいな体は一瞬てペチャンコになるかもしれません!」ねこは一生懸命説明をしてくれたが、やっぱりその話を聞いても砂漠には何も無いように見える。「激嵐があるらしいから、回って行こうか。」僕がそう提案すると、二人はそれに従ってくれて、砂漠は歩かずに周りを歩いて行くことにした。
回って行く途中、唐突だが人と出会った。「はじめまして!こんにちは!」凄く元気な子で、なんか生気を取られそうな元気な声で挨拶をしてくれた。僕は咄嗟に挨拶を返して、二人もワンテンポ遅れて挨拶した。するとその髪に音符のピンをしている少女は僕たちに質問してきた。「あなた達今どこに向かっているの?」「今グローチ大都市っていう所に向かっているんだ。」「グローチ大都市はこの先真っ直ぐ行くと多分見えてくるよ!多分青色に近い旗が立っていると思うんだ。」さっきのねことは違い丁寧に道を教えてくれた少女に感謝を伝え、その方向へまた僕達は歩き出した。
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