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#感動
こはる
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#死に戻り
こはる
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コメント
1件
こはるさん、第2話読了しましたっ📖 4歳でこういう決断って…リナ、大人すぎるよ…💧 お姉ちゃんを守るために自分から出ていくって、どれだけ強い子なんだろう。魔力の数値も魔法タイプも全然違うのに、嫉妬じゃなくて純粋に助けたいって思えるのが綺麗すぎて泣ける。 それにしても「闇魔法」って…この世界の理不尽さ、胸が痛いです。続きがめちゃくちゃ気になるので、待ってますね🌙
〜第一章〜
第1話
〜新しい出会い〜
私が四歳の年の夏。
「お父さん。お母さん。お姉ちゃんの代わりに、私が出ていくよ。それなら、いい?」
私は、傷だらけの木製ダイニングテーブルの反対側にいる、両親に真剣な眼差しを向けていた。
艶のある、黒髪はサラサラで、白い肌は黒と白のコントラストを出してくれる。
私の黒い瞳の奥には、助けたいという気持ち以外何も無かった。希望も、期待も、絶望も。
ただ単に、あんな状態の姉を放っておけなかった、私のお節介だ。
……とっても、大きなスケールの。
今日も、何事も無く、いつも通りの平和な生活が続くと思っていた。でも、それは私だけだった。
姉のエリカが、真っ青の顔をして、私に泣きついてきた。
急に何?
「リナっ……私、見ちゃったの……」
「先ずは、落ち着こう。何があったのか、最初から説明してくれる?」
私がゆっくり、はっきり喋っても、エリカは、泣いている。
「じゃあ、何を見たの? 分からないから相談にも乗れないよ」
私が背中を優しく揺すると頷いて、泣き止んだ。
「深呼吸。お腹で、ゆっくり」
頷くと、深呼吸をして少し落ち着いた。
私は安堵の表情を浮かべた。でも、エリカは暗い顔のままだ。
「何があったの?」
「私ね……ステータスを見ちゃったの」
ステータス? 何が悪いの?
「そこに、『闇魔法タイプ』って書かれてたんだ……」
「なっ! ……それって、見せてもらえる?」
エリカが力無く頷くと、半透明の四角いパネルが出てきた。
名前 エリカ
年齢 9歳 lv.1
魔力 52.9
魔法タイプ 闇魔法
犯罪歴無し
付属パーティー 無し
嘘っ……
闇魔法タイプなんて、事例聞いたこと無いよ……
せめてでも、緑魔法。
この世界には、物理魔法と特殊魔法と特異魔法がある。
物理魔法と、特殊魔法は普通に使える魔法。特異魔法は、体に大きな負担がかかる魔法。そこに含まれないその他の魔法も沢山あるけど、物理魔法と特殊魔法が魔法タイプとして出てくる事が殆ど。
詳しくすると、物理魔法は水、火、風、大地、氷、雷。特殊魔法には光、空間、時空、治癒がある。特異魔法には聖、闇、緑があってこれに入らない魔法がその他に入るらしい。
……なのに、闇魔法って……
こんなの、理不尽すぎる……
「リナは、どうなの……?」
そう言ってエリカは私のワンピースを震える手で握った。
私も、初めてステータスを見る。
エリカに手を握られて、何かのモヤを動かされた。
名前 セリーナ
年齢 4歳 lv.1
魔力 79.5
魔法タイプ 雷魔法 空間魔法
犯罪歴無し
付属パーティー 無し
え……
魔力も、魔法タイプも……
「嫌っ! もう……辞めてっ……」
「あ、エリカ」
私がぷいっと背を向けたエリカの手を取ろうとしたら、振り払われた。
「もう、近づかないでっ!」
そう言ってエリカは、部屋に戻った。
✦
……この下りは二人とも知らない。
闇魔法タイプだから、落ち込んでいたという事。私が居る所為で、病まないように出て行く。
……エリカが出ていくという選択肢を両親からは、勧められたけど、あの時の表情からは、心を癒す時間と、二人が必要だと私は悟った。
それに、エリカは、あれから部屋から出てない。
入ったのは、お昼過ぎなのに……
だから、私は出て行く。なるべく早く。
「隣町でいいです。おじい様にも迷惑をかけるわけにはいきませんし、叔父様にも、心配をかけてしまいますので、遠くても、近くても大丈夫です。でも、なるべく早くしてあげたい」
「分かった。少し、提案なんだが、俺たちがセリーナをここに置いて、引っ越すのはどうだ?」
お父さんが私と同じ黒い瞳で圧をかけてくる。
「それは、近所のメアリーさんや、ドミニクさんに話せる範囲ならの話です。これは話せるような範囲に無いはず。それに、環境が変わり過ぎて負担がかかるのは私は望んでいません」
「じゃあ、私と一緒に出て行くのは? それだったら……」
お母さんの言葉を遮るように、首を横に振った。
お母さんがいなくなったら、本末転倒。一人ではできないんだから……それに、反抗期とか……そんなの、目の前に浮かぶような光景だわ……
「お母さん。お姉ちゃんに今一番必要なのは、愛情と心身のケア。それは、実親の二人でないとできないんです」
痺れを切らしたお父さんが「さっきから、何を言いたいんだ? 簡潔に話してくれ」と黒髪を逆立たせながら私の事を視線の刃で脅してきた。
でも、私は顔色一つ変えなかった。というか、怖くなかった。
柔らかいスポンジの剣を首元に当てられている感覚。本気では無い。何となく分かる。
「私は出て行くので、エリカの心のケアをしてください。町に出て、どこかで職を探します。それが彼女にとって、一番の選択肢なはずと考えました」
私が言葉を言い終わっても、両親の口からは何も発せられない。
「私、覚悟はありますよ」