凛愛され
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凛「タッタッタッ」
ウィーン(誰も使ってない部屋に入る)
凛「ヒック…ヒック…ポロポロ」
凪「タッタッタッ…凛…ポチポチ」
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凪「どうしよう凛泣いちゃった」
烏「非凡のこと泣かせたんか」
凪「そうじゃなくて、冴さんと電話してる時に、隠してることあるでしょって聞いたらしくって」
玲王「隠してること?」
凪「皆、たまに凛じゃない誰かを見てるって言ってた」
千切「それで、凛は今どこに?」
凪「誰も使ってない部屋にこもってるんだけど…」
潔「俺からも冴に連絡とってみるわ」
蜂楽「俺、凪っちの方に行くね!」
凪「多分、今の凛、誰とも口きかないと思うけど」
蜂楽「凛ちゃん1人にする方が危険だから!」
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凛「プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…皆なんて…大嫌い…ボソッ…ポロポロ」
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潔「なぁ冴、ちょっといいか」
冴「なんだよ」
潔「凪から凛のこと聞いたんだけど」
冴「…凛に嫌われた…」
潔「ちゃんと話せって言ったよな」
冴「心配かけさせたくなかっただけだ」
潔「そのせいで今喧嘩してるんだろ?」
冴「……」
潔「今、蜂楽が凛の方に行ってるから何かあったら後で連絡する」
冴「頼むぞ」
潔「おう」
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蜂楽「凪っち!」
凪「あ、蜂楽」
蜂楽「凛ちゃんどんな感じ?」
凪「ダメみたい、ずっと泣いてる、部屋に鍵かかってるから開けられないし」
蜂楽「絵心っちに頼む?」
凪「それしかないかも」
蜂楽「ちぎりんに頼んでみる」
凪「うん」
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蜂楽「ちぎりん、今、絵心っちの方に向かってるって」
凪「そっか…」
蜂楽「ねぇ凪っち」
凪「何?」
蜂楽「また、守れなかったね、凛ちゃんのこと」
凪「…そうだね」