テラーノベル
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[夏の気温は強敵]
「カチッカチッカチッ」と動く時計の針の音
「ミーンミーン」と鳴く外の蝉の音
「ギシギシ」と揺れる私のベット
そしてそこに倒れ込む私と「???」君 。
私は喘ぐ事しかできず抵抗もできない
どうしてこうなったのだろうか…
私は古森流李(コモリルリ)今年入学式し待ちに待った高校生活を堪能している。
現に今は8月半ばの夏休みだ
私は今日同じ部活である???君に課題を手伝って欲しいと頼まれ、部活もないのに学校へ向かっている。
???「あ、るりちゃんや!」
流李「あ、治くんごめん待った?」
治「全然待っとらんで」
と治くんは親指を立て私にとびきりの笑顔を見せてくるので私は「よかった、暑いし家くる?」と課題を手伝うついでに誘ってみた
治「ええん!?るりちゃんさえ良かったら行きたいわ!」
流李「いいよ、家には誰もいないし」
治「よっしゃ!!はよいこはよいこ」
いつものことだが治くんは私と二人きりになると子供のようにはしゃぎ、時には猫のような目で可愛くおねだりをしてくる、私はそんな治くんが可愛くてついそれを受け入れてしまう
治「るりちゃん?きぃとる?」
流李「あ、ごめんちょっと考え事してた」
治「熱中症か?しんどかったら言うんやで?」
流李「大丈夫だよ、ほら早く行こ!」
治「?……って置いてくなやー!」
家に着いた途端さっきまではしゃいでいた治君が急に静かになり廊下で一人ポツンと突っ立っていた、心配になり急いで治君に駆け寄る
流李「治くん?大丈夫なにかあったの?」
治「るりちゃん、ベットある部屋何処や」
流李「私の部屋にベットあるよ?そこの突き当たりのあれ」
私は自分の部屋を指差し治君に背を向けた、治君から「おぅ、わかったわ」と言われたので治君の方に体を向けようとした時、バッっと言う音と同時に私の体が軽くなった、少しの間状況が把握できなかったためフリーズしていて治は何も言わずに颯爽と私を部屋に連れ込み一呼吸してから私をベットに降ろした。
流李「…え?」
治「これはるりちゃんが悪いと思うねんけど」
流李「わ、私何かしちゃった?」
さっきの会話からして何かした覚えはないし失礼な態度をとった覚えもない…なら何故?
と考えていると治君の口が空いた
治「流李ちゃん、それ部屋着やんな?」
流李「え、うん」
治「…」
流李「熱中症、大丈夫?」
と何度も質問するが返答はない
次に口を開いた時治くんの夏の暑さが籠った紅い唇を重ねてきた、治くんが息をしてはまたそれが迫ってきた、私が呼吸を荒くしていると、それは止まった
治「俺、暑さでおかしなってたわ、すまん」
流李「……///」
治「今日は辞めとくわ、また来た時課題教えてな」
流李「…」
何があったのかまだ理解しきれない私はただ頷く事しかできず、理解しようとすればするほど心がアレを求め、心の中にモヤモヤが残った。
#コモリルリ
#高校一年生
#みんなから人気者
#趣味はバスケとバレーの観戦
#好きな人は????
#最近の悩みバレー部の部員がやけにちょっかい出してきたり少しうざいこと
#バレー部一年生マネージャー
#学校で着いたあだ名が黒蝶、長くて綺麗なロングヘアが蝶のように踊っているかのようだから
って事で今回は
「 黒蝶はどの花がお気に召しました か? 」
です!黒蝶は古森ちゃん、花はハイキューメンバーって考えてもらうのが手っ取り早いです笑
誤字脱字などありましたら教えてくれると幸いです。
今後とも見てくれることを願っています。
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