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りゅず
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🤍「…っなんとなく、、理解した。そっか…そういう事だったんだ…。」💛「なんでもいいから名前つけてやって?俺らは吉田って呼んでるけど」
🤍「名前…」
🟡「うん。俺名前が欲しい。柔太朗につけて欲しい」
🩷「ペットじゃないんだからね!ちゃんとした名前つけてあげて!」
💛「ばか」
パシッと勇斗を叩く。でも吉田は嬉しそうにワクワクと柔太朗の返事を待っている。
🤍「……っ、仁、ちゃん」
💛「え?」
🤍「いや……だって君も仁人なんでしょ?元々…」
🟡「……うん」
🤍「なら……仁人って呼ぶし仁ちゃんって呼ぶ」
💛「それじゃ差別化出来なくない?」
🤍「けど、君は吉田仁人なんでしょ?えっと、、いつもの仁ちゃんのことじゃなくて、君も同じなら仁人って呼ばなくちゃ…生まれた時からある名前なんだし」
🟡「…」
🤍「えっと、、イヤ?」
🟡「………ううん。嬉しい!」
💛🩷「「え!?」」
🟡「ありがとう柔太朗〜」
🤍「ううん…良かった、、やっとちゃんと名前を呼べる」
🟡「ふふ…だいすき柔太朗…」
🤍「俺もすき…。」
💛🩷「……」
なんか、お似合いじゃねえコイツら?
2人とも思考回路が俺と勇斗とは違うらしい。
というか理解できんまじで。いいのかそれで。
というか俺はそれでいいのか?
💛「…まあ、いいか。変わんない方が楽か」
🟡「ううん!変わったよ!」
💛「いやわかんない。まじでわからん」
🟡「変わったんだって!」
🤍「そー、変わったの。」
ニコニコと抱き合いながら笑う2人を見て全てがどうでも良くなった俺と勇斗はさっさと寝室に向かった。
💛「あ、お前柔太朗んとこ置いてもらえば?連絡さえ取れればいいんだし」
🟡「えっ、いーの?」
🤍「俺はいいけど?」
💛「うん、別にいいよ、柔太朗だし」
🩷「早速今日から行ってきたら?」
💛「…そうしな?」
🩷「じゃあ仁ちゃんとまた二人きりになれるねっ」
💛「うっさ。じゃあ俺たちもう寝るわあ」
🟡「おやすみ〜」
🩷「スマホ持ってけよー」
パタンッ…
ガチャッ
💛「吉田。たまには顔見せろよっ」
🩷「ねえ今度4人で鍋パしよー!」
💛「冬になったらね…」
なんとなく寂しくなった俺はもう一度ドアを開けてそう言い、ついてきた勇斗を押しやり今度こそ寝室に戻った。
―――
🟡視点
🤍「ふふ…なに今の…。でもなんかあっさりしてるね」
🟡「まあ、2人はずっと前から知ってたからね」
🤍「そっかあ…キミ…仁ちゃんはほんとうに別の仁ちゃんだったんだ」
🟡「うんっ。でも柔太朗が見つけてくれたんだよ」
🤍「仁ちゃんを?」
同じ名前でも目を見て呼ばれたら疑う余地もないんだ。
その事に気付かされた。
🤍「俺が見付けた?」
🟡「そう、仁人の形の中に居る俺を見付けてくれた。柔太朗だけが」
🤍「…嬉しいなそれ」
🟡「俺も嬉しい。」
🤍「うち、行こっか」
🟡「うんっ」
―――
ずっとくっついていた。
帰りのタクシーの中でも柔太朗の部屋へ向かう時も。
柔太朗と居るとお互いの呼吸する音だけの静かな空気も心地よかった。
繋いだ手のぬくもりが嬉しかった。
ここに居ていいんだよって言われてる気がした。
部屋に入ると、いつか来た夜のことを思い出す。
🟡「…柔太朗の匂いがする」
🤍「ふふ…そう?」
離れたくない俺たちは目を合わせて抱き合った。
柔太朗の細い腕が俺を優しく包む。
🟡「…俺、ここで柔太朗に見付けて貰えたんだよね」
🤍「…何回も言うね、それ。そんなに嬉しかったの?」
🟡「嬉しかったよ…泣いちゃうくらい」
🤍「…そっか」
ぎゅっと力を込められて安心する。
🟡「ねえ、今日からほんとにここに居ていいの?」
🤍「うん、いいよ」
🟡「…じゃあお揃いのマグカップ欲しいな。あとパジャマも。あっ、あと…」
🤍「全部買お?ここに仁ちゃんの好きなものを揃えよ」
🟡「…」
🤍「…」
なんとなく柔太朗の顔が少し変わった気がした。
トクトク…と心臓の動きが伝わる。
🤍「…」
🟡「…なに?」
🤍「うん…」
🟡「なに考えてるの?」
柔太朗のことがもっと知りたくてそう聞いた。
全部知りたい。
柔太朗のことなら全部。
🤍「…なんて誘えばいいかわからなくて、」
🟡「なにに?」
🤍「うーん…ベッドに?」
🟡「ベッド…」
その意味を理解してボッと顔が熱くなった。
🟡「…」
🤍「…無理しないで。ごめん、俺急ぎすぎてる」
🟡「…」
🤍「なんか…もっと近付きたくて」
ピッタリと身体をくっつけた俺と柔太朗に距離はない。もっと近付きたい、、
🟡「俺も…もっとくっつきたい」
🤍「え…?」
🟡「もっと柔太朗に近付きたい」
ぎゅうっと抱き着く腕に力を込めるとまた抱き返された。
🤍「…じゃあもっと…くっつこ」
🟡「…うん」
―――
その後はなんだか夢を見ているようでフワフワと現実感がない。
柔太朗の優しい指が、唇が俺に触れて、俺は触れられたところから熱をもって…
もっともっと、と口ずさんでいた…。
🟡「柔太朗…」
🤍「…なに?」
🟡「…仁ちゃんのこと、好きだった?」
🤍「………うん、好きだったよ。」
🟡「今は…?」
🤍「…今は違うよ」
🟡「どうして…?」
🤍「…目の前の仁ちゃんのことを好きになったから、かな」
🟡「…ほんとにもう、俺だけすき?」
🤍「ふふ…仁ちゃんだけがすきだよ。」
🟡「良かったあ……」
🤍「じゃあ俺も聞いていい?」
🟡「うん…?」
🤍「仁ちゃんは、勇斗のことが好き?」
いつか聞かれたセリフだ。
少し悪戯っ子のような柔太朗にそう聞かれる。
🟡「すき、じゃない。」
🤍「…良かった」
柔太朗の素肌が寄せられ抱きすくめられる。
全部が気持ちよくて、夢の中にいるようだった。
🤍「俺だけの仁ちゃん」
🟡「柔太朗も、、俺だけのものでいてね」
彼のいつかの言葉で俺は生まれ直した。
柔太朗だけの俺が生まれた。
見付けてもらえた。
ずっとなんて約束しなくても、俺たちはきっとずっとこの先も……
fin
あとがき
気付いたら吉田中心の話になってました。
お読み頂きありがとうございました!