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そうこうしているうちに、霊音の家についた。建物はとてつもなく「和」という感じの佇まいだった。
(カーン!! カーン!! カーン!!)
突然、鳴り響く鐘の音。ルナはうるさかったのか耳を塞いでいる。だけど……どこか懐かしさも感じる。聞いたことがあるような、不思議な感覚。ルナはこの辺に鐘が鳴る場所があるのか聞いてみる。
霊音「それが厄介なことに、この鐘が鳴る場所など無いのじゃ」
どうやら霊音がここに来た頃にはもうこの鐘はなっていたのでどこからなっているのか未だにわからないのだ。玄関を開けると、異質な空気があった。明らかに何かがありそうな雰囲気だった 。
霊音「狭いところだが中はそこまで悪くないはずじゃ。入れ」
ルナ『お邪魔します。』
中は和装になっていてどこか懐かしく落ち着く雰囲気のある部屋だった。
霊音『わらわはずっとここで一人暮らしじゃ。たまに居候するやつがいるがそいつがいるだけでもありがたい。』
そう語る霊音の瞳はどこか寂しげだった。改めて自己紹介をすることになった。
霊音『わらわの名は幽月霊音。霊媒師と除霊師をしておる境界人じゃ。困ったことがあれば相談してくれ。』
ルナも自己紹介する。
ルナ『私はルナ。月面人の姫だよ。それ以上でもそれ以下でもない。よろしく。』
淡々とした自己紹介だがどこか温かみのあるものだった。ルナは初めて地球という場所を少し知っていったのだ。地球には色んな人が居るんだと。それを今日知ることが出来たルナ。この人はぶっきらぼうだけど優しいと初めて思えたルナ。
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