テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「 ねぇお願いホテル行こ! 」
いや ぁ、 困ったな。
僕には可愛い彼女がいる。
そう。言わずもがなハジメくんだ……
でも正直ハジメくんが嫉妬とかもしたことないし 姫に枕とか求められても正直ハジメくんにはなんにも効かないんだと思う……
けど僕はハジメくん以外と寝たくない!!
んでずっと断っているんだが……
この姫。全然諦める気がない。
どうしたもんか……
いやぁ、ダメだよ姫。と優しく濁してもだめなようだ……もういっそ出禁に……?とはいってはいけないよな、?
どうしようと困っていたら……
「 コーイチさん 。 」 この優しくて、この包容感のある声、っ!!!ハジメくんだぁ!!
心を落ち着かせながらどうしたの?と声をかけたら他に指名が来ているるしい。ハジメくんが嫉妬して声を掛けていると期待してた僕はすこし落ち込みながら指名どこ?と聞こうとするとハジメくんが服の裾を掴み裏へと僕を連れながら進んで行った。
どーいう状況、?!と戸惑いながら連れていかれる。( 普段のハジメくんならしないのに…… )
そう考えていると裏へ着いてしまった。
これは絶対なんかあったなと感じて少し強めに「なにかあったの?」と問いかけた。するとハジメくんが泣き出してしまった。
「え、ほんとごめん強く言いすぎたよねほんとにごめんっ!」と本当に申し訳なさで頭がいっぱいだった。するとハジメくんが口を開いた。初めにした言葉はごめんなさい。だった。
え、何事?別れ話?とマイナスな思考が横切る中。ハジメくんが話し始める。
「 仕事だ っ て ゙ 、 ぁ、ぅ 、 わかっててぇ、 っでも いゃ なんです、 っ 僕だけのコーイチさんじゃなきゃ ぁ、 っ いやなんです、 っ 」
と泣いて話すハジメくん。
最初の嫉妬が現実になるとは思っていなくいつものポーカーフェイスも忘れてしまい、ハジメくんを慰めていた。どう愛を伝えるかもどう慰めればいいのかもあまり分かっていないことが分かりきっていたのかハジメくんがごめんなさいとずっと泣きながら謝っていてハジメくんってなんでもお見通しのくせに。こーいうときに珍しく愛を求めているんだ。僕がなんとかしなくてはいけない。
ハジメくんが
「 ごめんなさい。嫌いになりましたよね、っ? ほんとに、ごめんなさぁ、 っ、 嫌いにならないで、っ ぁ、ぅ、」
と泣きながら弱っているところを見て。僕は咄嗟に「 そんなわけない!!僕はハジメくんのことしか見ていないしハジメくんしか抱きたくもない、それはハジメくんの事が好きだからなんだよっ!!」といつもの余裕さは無く言ってしまったと思い僕はまたやるせない気持ちになった。
ハジメくんごめん。と謝るとハジメくんは
「 んふ。、 っ はは、 っ ぅ 」
と今日初めて笑った顔を見してくれた。
僕はこの笑顔を一生守ろうと誓った。