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うわあ、この「火の鳥と水の鳥の番が飛んで行った」って情報、サラから聞いた話だけど伏せておくリサの警戒心、いいですね。それにしてもアリスと相部屋になったときのリサの内心の慌てようが可愛すぎる……。背中合わせで眠るのに、アリスのしっぽだけ「ゆらゆら揺れて」いたラスト、ちょっとした違和感というか、やっぱりアリスも何か感じてるんじゃないかなって期待がふくらみますね。
「お主ら、我が国に仕える気はないか?」
たまにピクピク動く筋肉が気になります……。じゃない、やっぱりこうなるよね。
便利な水道役指名ですか。でも、生きることに水は欠かせないから欲しいよね。
「申し訳ないですが、ドレンにも話している通りボク達は探し物があってそれを見つける旅の途中なんです」
「うむ、聞いておる。まあ、無理強いは出来ぬな。救ってもらったのはこちらなのだから」
あれ、けっこうあっさりと引いてくれた。
「となると、原因を探る事に注力しないとだな」
ん? 原因って……、サラが言っていた、
「火の鳥と水の鳥の番が飛んで行ってしまったのが原因ではないんですか?」
そう言ったとたんに全員の視線を一身に受けることになった。視線が痛い。私、何か失言してしまったのかしら。
「お主、どこでその話を?」
え、サラに聞いた話なんだけど、あれ……?
そういえば、アリスから聞いた話には鳥達の話はなかった……かも。
「この街の女性から聞いた話ですが」
サラという名前はふせて、私は言った。何がどうなるかわからないから念のためにね。
ふむ、と顎に親指をあて王が考えている。
「ドレン、今から数人連れて番の巣を確認してこい! 何か異常があれば報告しろ!」
「はっ!」
ドレンが胸の前に手をやりお辞儀すると、バタバタと走って行ってしまった。
「解決の糸口が見えたかもしれぬ。礼を言うぞ。娘」
そう言ったあと、私達は謁見から解放された。
ーーー
「じゃあ、アリスト達は今日は隊舎の客用一室貸すから使っててくれ」
そう言って、ドレン達は馬に乗り山へとむかって行った。
えっと、一室……? ということは、アリスと相部屋?!
そう気がつくとボンッと頭から蒸気が噴き出した気がした。
ちらりと横を向くが、アリスはいつも通りの表情で意識してるのは私だけなのかなと、焦ってしまった。
「晩御飯食べに行こっか」
「はい」
私達は昼とは違うお店に行って晩御飯をすませた。
昼とは違って、不思議な緑色のスープなんかもでてきたのは、水が使えるようになったからなのだろう。お肉は変わらずに多かったけれど。
ーーー
「それじゃあ、おやすみリサちゃん」
「おやすみなさい」
少し隙間はあるけど、二つ並んだ岩のベッド。
近い近い近い!! 岩だからベッドを動かすことも叶わず……。
アリスはさっさとベッドにもぐり込み頭までフトンを被ってくぅくぅと寝てしまった。
月城 蓮桜音
36
耀聖(ようせい)
244
耀聖(ようせい)
549
205
あぅ、やっぱり意識してるのは私だけなのかぁ……。
一人恥ずかしさに悶えながら、ベッドにもぐり込みアリスと背中合わせになるようにして私は眠りについた。
後ろではアリスのしっぽが、ゆらゆらと少しだけ揺れていた。