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MAKO
ベリアンとルカスは、赤子をとりあえず別邸に連れて行くことにした。ちょうど畳の上でゴロゴロしていたハナマルを見つけて説明をした。
「はぁ?マジで?相手だか親だか知らないけど、最低だな・・・
分かった、俺が面倒見る」
ハナマルは主が近しい人間に日常的な暴力を振るわれていて赤ん坊を連れている事を知ると、怒りを滲ませつつ🌼を抱っこした。
「よしよし・・・この子には手ぇ出してなかったのか、主様が守ってたのか・・・
もう大丈夫だ・・・母ちゃんもお前も、もう大丈夫だからな・・・」
ハナマルは優しく🌼に声を掛けてあやしていた。
🌼は悲しそうなハナマルを不思議そうに見て、畳が気になったらしく身を捩って手を伸ばした。
ハナマルは🌼を畳に下ろしてやり、小上がりから落ちないように気を付けて見ている。
🌼『あーー!あっあっ!』
🌼は楽しそうに声を上げながら畳の上をハイハイしている。
ハナマルはようやく表情を和らげてその様子を見守ったのだった。
下から赤子の声がするのが気になってベレンが下りてきた。
「え!?ハナマルさん、その子どうしたんですか?まさか・・・隠し子・・・」
「違う違う!!主様の子!隠し子とかいないから!」
ハナマルは隠し子を疑われ、必死に否定した。
ベリアンとルカスは吹き出して笑っている。
「主様の・・・?そうなんだ・・・?
・・・本当?ベリアン・・・」
ベレンはイマイチ信じられなかったようで、ベリアンに聞き直した。
「ふふ、本当ですよっ・・・
主様は今お疲れになって眠っていらっしゃいますので、私達でお子様をお預かりすることにしたのです」
「そうなんだ・・・」
「それがさぁ、相手だか親だかはわからないんだけど、主様に暴力振るう奴が居るらしいの。だから、こっちで育てたほうがいいんじゃないかな〜って俺は思うわけ」
「ホントなの!?」
ハナマルの説明に、ベレンはベリアンに掴みかかる勢いで問い詰めた。
「お、落ち着いて・・・
残念ながら、本当です・・・
主様は全身にアザや火傷の跡がたくさんついていました・・・」
「しかも、まともに手当されていないままで、化膿している傷もたくさんあった」
ベレンは覚悟を決めたように頷くと、ルカスに向き直った。
「主様はもう返さない。この子もここで育てる。そういうことですよね?」
「あぁ」
「ベリアン、任せて。僕とハナマルさんでちゃんと面倒見るし、ユーハン君もテディ君も居るから、心配ないよ」
「はい・・・
ですが、まだミヤジさん達にも引き合わせたいので、一度返していただけませんか?」
「え・・・嫌だよ、連れてきたらいいじゃない」
ベレンは小上がりに座り、🌼を膝に乗せた。
「べりあんさん、みやじさんをよんできて〜、おねがぁい」
🌼の両手を合わせ裏声でそう言ったベレンにハナマルが吹き出す。
ベリアンとルカスは呆れたように笑って、ミヤジ達を別邸に連れてくることにしたのだった。
コメント
1件
あ〜もう、ハナマルが「もう大丈夫だからな…」って優しく言うところで泣きそうになったわ…😢 主様の傷の話も胸が痛むし、ベレンがすぐに「主様は返さない」って決めて🌼を膝に乗せるところ、めちゃくちゃ頼もしかった! 赤ちゃんの「あー!」だけで空気柔らかくなるの好きだし、この別邸組の結束力がもう尊い。続き気になる〜!🔥