テラーノベル
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受け 紺野那央 大学一年生 身長167㎝
攻め 天城悠馬 大学三年生 身長182㎝
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「へぇ〜、先輩の部屋って…意外と、ちゃんとしてるんですね?」
言葉とは裏腹に、那央の声にはどこか含みがあった。
口角をわずかに上げたその笑いは、無邪気に見せかけた悪戯。
玄関に入った瞬間から、脱ぎかけた靴すらそのまま、那央は余裕あるふりをして
ふっと悠馬を挑発するような目で見上げる。
「ねえ、先輩。そんなジロジロ見られると、緊張しちゃうんですけど」
(──こいつ、わかっててやってるな)
あまぎ悠馬は思わず舌打ちしそうになった。
からかうつもりで呼んだのに、逆に挑発されたような気分だった。
薄く開いた唇、わざとらしく揺れる前髪、そして――意味深なその目。
「コンちゃんさ……」
「余裕あるフリ、やめたほうがいいよ」
「……え?」
瞬間、腕を引かれて、壁にもたれる間もなく背中が床に落ちる。
視界がぐるりと回って、気づいた時には玄関の冷たい床に押し倒されていた。
「な、ちょっ……天城先輩!? なに、いきなりっ……!」
「俺に煽るような顔しておいて、シラ切るつもり?」
「べ、別に……俺は、ただ……っ」
服の裾に手が入り込む。
一枚、また一枚と制服が肌から剥がされていくたび、那央の声が震える。
「や…っ、ここ……玄関、です……ってばっ……♡」
「関係ない。コンちゃんが悪い。自分がどれだけエロい顔してたか、わかってないでしょ?」
悠馬の手は冷たくて熱かった。
そのまま太ももを割るように膝が入り、唇をふさがれる。
「んっ……んんっ……♡」
息が詰まるキス。
ぐちゃぐちゃにされる口内。
冷たい玄関で、服の下だけが暴かれていく不自然な姿勢。
「こんなに濡らしてさ、俺のこと誘ってたんじゃないの?」
「ちがっ……そんなんじゃ……っ♡ やだ、まって、そんなの無理、むりっ」
腰を掴まれ、奥まで一気に突かれる。
「──ああ、奥まで入った。すげぇ、きつ……」
「ひっ……ああっ♡ い、や……あ゛っ♡ あっあっあっ……♡」
悠馬の動きは止まらない。
那央の小さな体を容赦なく貫き、濡れた音が玄関に響く。
「あまぎ……先ぱいっ……や、だ、いた……♡」
「コンちゃん、足、閉じんなって。もっと入れてやるから」
「っ、あ゛っ♡ んあっ♡ やだ、やだ、やだぁっ♡」
髪を引かれて、喉が反り返る。
涙が頬を伝っても、悠馬の腰は緩まない。
「んっ……ひっ……も、無理、むりぃ……っ♡」
そして、繰り返し奥を擦られて、
絶頂寸前の声を上げながら、那央は突然、震える声で――
「……っ、や、だ……っ、あまぎ先輩……っ、俺……はじめて……なのにっ……♡」
静寂。
ほんの1秒だけ、悠馬の動きが止まった。
だけど、すぐに――
「……は? お前……マジで?」
「はじめてなのに、誘ってんじゃねーよ……」
那央の髪を指ですくいながら、
笑うでもなく、怒るでもなく――低く囁く。
「……でもさ」
「──初めてなのに、感度よすぎ(笑) なぁ?」
次の瞬間、ずぷっ、とまた深く突き上げられる。
「ひぃっ♡ あ゛っ♡ う゛っ……あっ……♡」
「もっ……無理、ほんとにっ、むりぃっ……♡」
悠馬は止まらない。
涙を流して訴える那央を、愛しそうに見下ろしながら何度もイかせる。
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「泣いてる顔、……すっげぇ唆るわ」
涙ぐんで身体を震わせる那央を、そっと抱き上げてベッドへ。
「やぁっもっ無理ですってっ」
「もう無理って言うなら、ここで優しくしてあげるから、な?」
口調だけは一丁前に優しくて、
那央はもう少し身体を預けたくなった。
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