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こんにちわ!今回はpkrdです、このカプの作品もっと増えてくれ。最推しカプです…🤫
・pk×rdの小説です。(同棲中、交際済み設定)
・致してはない
・pktさんの口調勉強中です🙌🏻
・誤字脱字などがありましたらコメント欄にて教えてくださると助かります…
・ご本人様とは一切関係ございません!もし何か問題などがあった場合は遠慮なくご指摘下さい。訂正、または削除させていただきます。
「ぴくさあ〜んw」
「あー、らっだぁさん…?w」
友達とご飯に行ってくる、と言ってらっだぁさんが家を出てから数時間。ガチャ、という玄関の音が聞きつけて出迎えに行くと帰ってきた恋人は明らかに酒が入っているようだった。
「ん、ただいま〜w」
「ちょっとらだおくんー、酒臭すぎるでしょw」
彼は互いの唇に軽く触れる程度の口付けを落とす。俺は酔っ払いである恋人のテンション感に合わせるように話したあとでくしゃり、と笑ってみせる。そしておかえり、と言う代わりに頭をわしゃわしゃと優しく撫でた。
「ぴくと」
「んー?w」
名前を呼ぶ声ですらいつもとは違い、甘ったるく聞こえる。
ぽやぽやとしたその表情も相まってか、俺より年齢も身長も上なはずのらっだぁさんが今日だけ何だか下に見えてしまい、思わず笑みを溢した。
「うお、っ…」
すると、らっだぁさんが俺に抱きついてきた。
突然のことであったため咄嗟に反応ができなかった俺はそのまま後ろへと倒れ、視線を上げると転んだ俺の腹の上にらっだぁさんが馬乗りになっている。
「今日、抱いて」
「え?」
「抱いて、って」
「いやそれは聞こえてますよ」
頭が混乱する。ここまで泥酔したらっだぁさんを見たことがなかった俺は初めて知ってしまった、酒が入りすぎた俺の恋人は積極的になるということを。
「…やだ?」
「いや、だってらっだぁさんめっちゃ酔ってんだもん」
俺の言葉を聞いたらっだぁは、断られたのだと思ったのか瞳を揺らして、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
その姿があまりにも幼い子供のように見えて、俺は、この人ほんとに30歳超えてるのか…?とも思う。
「あー、やだって訳ではないんすけど!大丈夫なのかなって」
「大丈夫だから、ね。ぴくと」
俺は慌てて訂正してから、らっだぁさんの目元を指先で軽く撫でる。
少しくすぐったそうに紺色の髪を揺らしつつ、彼は自身のシャツの襟をぐい、と引っ張った。
そこからは白い肌が見えて、際の方にはつい最近、夜につけた所有物の証である赤がチラリと覗く。
それが俺のにとってあまりにも目の毒だった。
「あ゛〜〜〜!わかりました、ほら。先にお風呂まで行きますよー」
「んふふwあーい」
顔が熱い、本当にこの人はずるい。俺は1つため息を吐く。
呆れたような表情を浮かべてから、肩に腕を回すようらっだぁさんに指示をした。
そんな俺の様子に満足げにくしゃりと微笑んでから素直に肩に掴まるらっだぁさんが、あまりにも可愛らしかった。
END