あれから一週間が経ったが、ぴくとを襲ったやつの正体がわかっていない。
ら 「 んん゙〜〜っっ! 」
み 「 レウサンサイコウ 」
レ 「 ただのうどんなのにそこまで言う?w 」
めっっっっちゃ美味い。
本当、ここに住んでてよかったぁ…
ら 「 ご馳走様〜 」
レ 「 ちゃんと食器下げてね〜 」
ら 「 ぺんちゃん達遅いね〜 」
ぺいんととぐちつぼで昨日の場所へ調査に向かっているのだが、まだ帰ってきていない。
そろそろだと思うのだが…
『 たノ死ソぅダネ 』
ら 「 ッッツ!? 」
コ 「 どうしたの?らっだぁ 」
ら 「 今、声が… 」
不気味なガラガラ声。
獣の様な、ざらついた声
。
聞いた事がある声だ。
ら 「 …! 」
そうだ、今日は…
カーテンを勢いよく開け、夜空を見上げる。
ら 「 ない……月が、ない 」
き 「 そういや今日は新月らしいで? 」
そうだ。何故忘れていたんだ……
ら 「 ぺんちゃんとぐちつぼに伝えて! 」
き 「 え、何を…… 」
急げ。
靴を猛スピードで履き、出来るだけ遠くへ走る。
『 殺し血ゃォうヨ 』
ら 「 嫌だ…やめて 」
『 俺二かヮロ? 』
ら 「 ダメ…これは、俺の身体だ……! 」
『 違うヨ、俺ノだよ 』
ぺんちゃん、ぐちつぼ、早く来て……
ぺいんと視点
ぺ 「 もっと早く走れねぇのかよ! 」
ぐ 「 うるせぇ、俺は後衛だから普段走らねぇんだよ! 」
ぐちつぼと全速力でアジトへ帰る。
依頼を終えたらすっかり辺りは暗くなっていた。
そして気づいた。
今日は新月だ……
ぺ 「 なんでこんな大事な日を忘れてたんだろ…っ 」
息を切らしながらアジトの扉を開け、全速力で東棟へ行く。
ぺ 「 らっだぁいるっ!? 」
コ 「 らっだぁならさっき物凄い形相で何処か行ったけど… 」
ぐ 「 四天王の皆さんだけ、武装して追っかけてきてくださいっ! 」
もう時間が経ってしまっている、もう俺達2人だけじゃ対処出来ない。
らっだぁは新月になると、力が弱まり暴走してしまうのだ。
昔はそんなことはなかったのだが、暫く前からこうなってしまった。
呪いが 侵食されて暴れ出す前に対処していたのだが、もう無理だろう。
四天王合わせて6人でも何とかなるかどうか…
ぐ 「 いた、あっち側だ! 」
ぐちつぼが能力を駆使してらっだぁを見つけ出す。
ら 「 愚ゥ#*、ァ亜※ぁア啊€<?_ 」
そこには、声にならない声で唸っているらっだぁがいた。
ぺ 「 らっだぁ! 」
ら 「 駄°※メ*、ぺ#°ンチ*ゃ>○ン、 逃°?ゲ°て※±…」
み 「 ラダオクン…? 」
ボロボロと涙を零しながら必死に伝えるらっだぁをみて、少し脅えながらも心配そうにみどりくんが声をかける。
ら 「 ガッッッッッ…… 」
何かに撃たれたかの様に急にらっだぁが倒れる。
まずい、始まるっ……!
コ 「 これは一体… 」
ぐ 「 皆、丈夫な建物に隠れろッッッツ!! 」
咄嗟に皆隠れる。
一瞬、ほんの一瞬静まり返り、その後静寂は破られる。
ら 「 あ゛あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ !! 」
ぺ 「 っ…… 」
鼓膜が破れるんじゃないかってぐらいの悲鳴をあげると同時に大規模な氷の衝撃波が飛ぶ。
辺りに生えていた雑草は凍りつき、電柱が折れる。
ら? 「 やっト俺ノばンだネ? 」
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