撮影中は役に入りきっているから何とも思わない。
スイッチが切れた瞬間、ドキドキしちゃう。
「カット。」の声が怖いけど、同時に待ち遠しい。
「カット!」
「本日の撮影は以上です。」
「お疲れ様でした。」
「お疲れ様でーす。」
「ありがとうございました。」
ペコリと頭を下げると、風磨くんも頭を下げて、下で目が合う。
にへへ。悪戯に笑う君。
顔が紅くなっちゃうじゃん….
「何、もっきー、照れてんの…?笑」
「あ、頭に血が上っただけだしっ!//」
「俺の顔、そんなにかっこいい?」
「….ううん。」
「ひど笑、そこは嘘でも「うん」って言ってよ笑」
これは自分を護る嘘。
大丈夫。
「あっ、そういえば今日雑誌のカバーも撮らなきゃだね」
「……えっ?」
え、え?嘘。
こんな状態であの、近距離が何より求められる雑誌の撮影なんてできないよ….
顔が絶対に定まらないから。
やばい。
どうしよう….。
今日、りょつオフだっけな….
うん。ごめん。
「風磨くん、」
「ん?」
「ちょっと撮影まで時間あるからさ、僕抜けるね」
「え、うん。」
「じゃーね、、!」
りょつ。りょつ。りょつ。りょつ!
あの顔を見ただけで癒やされて、悩みや不安もぶっ飛ぶ天使を見に行かなかなゃ!
「涼ちゃん!」
「はあっ。はあっ….」
勝手に合鍵を使って強引にドアを開ける。
まさか撮影を抜け出して、メンバーの家に行くとは誰も思っていないだろう。
まあ僕も思っていなかったけれど。
そうしたら、まさかのお取り込み中で。
「はあ゙んっ、、もとき!?//」
うわっ、
真っ昼間からヤるなよ…..。
「あ~あ、良いところだったのに…..」
と愚痴る若井。
は?
こっちのせりふなんだけど….
というかメンバーにヤってるところ見られて何とも思わないのかよ、このへんた井。
「で?」
「何しにきたの?」
ご尤もです。
撮影抜け出して何してんだって話だよね。
「涼ちゃんの顔見よ〜って思っただけ。」
「はあっ?」
「お前、今日撮影だろ?」
「うっさい。」
「こっちにも色々、事情っつぅもんがあんだよ」
んなもんねぇけど。
「ていうか、抜けよ。」
「今話してんじゃん。」
「やだよ、」
「あったかくて、気持ちいんだもん。」
「ば、ばかあっ!//」
「何?気持ち良くないの?♡」
「ぅ゙うっ….//」
ふざけんなよ。
って思ってたらマネージャーさんから電話がかかってくる。
ぁ゙ぁ゙あ゙っ!
まだ心の準備ができてないんだけど….
「涼ちゃん、」
「ん?」
ギュッ
「あ゙っ!」
「元貴っ!てめえっ!💢」
「うっせ、変態。」
「激ムズのギターフレーズ入れるぞ?💢」
シュンっ。
よし。
リセット完了。
今から走って戻らなきゃ…..
何か書くの楽しくて、進んじゃった笑
続きが楽しみ〜(自分が)
皆さんもお楽しみに~
コメント
8件
難しいギターフレーズ入れるぞ?で吹いたwwww
まさかの展開!?癒しを求めて涼ちゃんの元に走ったら若井さんと…!? この展開は全く読めなかった…凄すぎるななちゃん…… 昼間からやってる若井さんと涼ちゃんペアめちゃくちゃに好き!笑 頑張れ大森さぁん!!!
ヒャヒャぁ🤣なにこれぇ!! 大森さんの落ち着き方最高👍 なな🍏ちゃんの発想、好き過ぎた✨