*死ネタだけど死ネタじゃない
ながまぶ
怪文書 少々の捏造 誤字脱字 はお見逃しください
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天王寺組 の 馬渕春斗が 永遠に目を閉じた
そう 華太から 告げられた 。 急に告げられたもので、驚きのあまり俺の体は 固まって呼吸が できなくなった なんとか息を吸って 俺は華太に 下記を告げる
「 華太ぉ、流石に 冗談だよな?。いや冗談でも言っちゃァ いけねぇけどな ? 」
「 流石に冗談で 人を刹しませんよ 。 」
「 情報屋の 伍代から聞いたんですけど … 」
そうか。いや確かにそうだ 俺でも勝手に人を刹さない。でも本当に 有り得んのか?あのくそ強ぇ奴が? 詳しく聞いてみると 情報屋から 五条組の××××に刹されたと 言う訃報が 上がったらしい。俺達は職業柄 死と隣り合わせで、違う組の事の訃報を耳にする事がよくある。全く違う所でも、だ。
「 そうか。 ……話してくれてサンキュー 」
「 ちょっと席外すわァ、多分すぐ戻る 」
「 承知しました 。 親っさん や 兄貴に言っておきます。 」
そう言い残して俺は事務所を後にした
気付けば 俺は雨の降っている 路頭をひたすら走っていた 。 自信が住むマンションの前に着くと エレベーターを待っている時間もおしく、 階段を勢いよく駆け上がり自分の家のドアに開けた。部屋は異様な静寂に包まれていた。窓から漏れている 雨音が只 部屋に響いてた
俺は 奴の私物を見ていた。 置いてった服、ピアス、そして二人でやった安いベイブレードの玩具。あいつの 趣味は ベイブレードで遊ぶ事 だった。俺は渋々 付きやってやったと言っても過言では無い。だが そのしょうもない遊びが 楽しかった と言う事は鮮明に覚えてる。
「 また一緒にやるって言ったじゃんかよ 」
俺はボロボロになった2個あるベイブレードを握った。 無駄な事だって、こうしても春斗は 帰ってこないって、そんなのわかってる、無駄な行為だって。
「 一緒にやるって…… 」
そう呟きながら 俺はベイブレードを握り締め、最新の記憶を辿る
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「っくそ また負けかよ。」
「 ホンマに下手くそやな、んなじゃ俺を楽しまされへんで 」
「 俺 ベイブレード やった事ねぇっつーの… 待ってろ 直 ぐに極めて御前に勝ってやる 」
「 んな次来るまで 極めときーや、まぁ俺に勝てるわけ あらへんけど 」
「 あァ?調子乗ってんじゃねぇよ 」
「 ほなまた来るわ、バイバイ 商売 麻薬栽培〜 」
「 おうよ、、ってそれはやめとけ!! 」
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「 最後に聞いた言葉が あんな事かよ… んと バカだよなァ…… 」
「 んでッ… 先逝っちまったんだ 」
( 俺達の職業柄都合のいい事はわかってる。だが、恋人が死んで欲しくない、生きていて欲しいと思ってしまうのは ごく普通の事じゃないか。 今は敵同士でもなく ただの恋人じゃんかよ、)
この悲壮感情を今はもうこの世に居ないであろう 恋人にただ 吐露する事しか 俺には出来なかった 。 勿論 春斗を 刹した相手が憎い 、ガスバーナーで炙ってやりたい と言う気持ちはあった。だがうちも戦争状態で 向こうも戦争をしている 。下手したら巻き込まれかねない故 それは出来ない
「 俺は…どうすりゃぁいいんだよ、春斗、まだ俺より若ぇだろ… 」
その言葉を吐露した俺は 堰を切ったように泣いた 。突然 彼奴との日常が終わりを告げたのだと 今理解した。 こんな事になるならば もっと尽くしてばよかった。愛してるとか 好きだとか 何だか気恥ずかしくて言えなかった 。もっと言っておけばよかった。だがそんな事今になって後悔しても無駄だ。
気づいたらそのまま深夜1時を回っていて、俺の服やベイブレードは自身の涙に塗れていた 。体の水分はもう無い、なのに涙だけは ずっと溢れてくる 。 どうしてくれようか あの男、俺もそっち行ったら思いっきり抱き締めでも してやろうか 。 そんなしょうもない事を考えながら 、俺は名前を呼んで そのまま糸が切れた様に 横たわり目を閉じた 。
「 春斗…… 」
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「 ……、! 」
「…いち、!! 」
「 光一、!!! 」
「………ア…??」
「 やっと起きよった… お前 ずっと魘されとったで、俺の名前呼びながら泣いて、お前夢で勝手に刹してんちゃうぞ。 」
なんだ、夢か?いや…さっきのが夢か? 俺は死んだと 告げられた恋人が目の前に居ることに 混乱した。 俺は目の前にいる恋人の頬に手を置いた
体温がある
生きてる……!!!
「 なん 、、何なん君… 」
「 春斗〜、好きだぜ、愛してる 」
「 んな…?、な な なんやねん !! 暑苦しいわ!!こ の アホ!! 」
俺は春斗から強めのパンチを貰った 、勿論わざとだ 。そして痛みがある、あれは夢だったと気付いた俺は 春斗に思いっきり抱きついた
「 いてっ… 夢で良かった〜… 」
「 はぁ…どうせ変な夢見とったんやろ 」
「 御前が猫になる夢 見ただけだわ 、 」
「 ほな御前さんは 俺が猫になっただけで泣くんかいな 、ホンマええ加減にせぇよ 」
「 嬉し泣きだよ バーカ 」
「 さよか 、 てかホンマに暑いねんけど? 」
「 俺の熱を 直で感じれて嬉しいだろ? 」
「 夏の暑さで十分やわ〜、 」
そう言うけど しかっり抱き返してくれるのは マジで嬉しい んでマジで可愛い 。
「 春斗くん? 」
「 ……なんや。 」
「 愛してるぜ。 」
「……俺もや。 」
「 かぁいー 」
「 うっさい、 」
俺は春斗のツンデレさに 愛らしいと感じながら あの夢が正夢に ならないで欲しいと願う 、
この幸せな日常が終わりません様に___
[END]
コメント
5件
好き…好きだわ…