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爆豪勝己
幼い頃なんかものすごくトラウマになる出来事があって、その出来事の原因とも核とも言えるとある単語を聞いたら自己防衛本能が過剰に働いて交代人格が強制的に表に出てくる。
とある単語が何なのかは未定。
普段、交代人格の『勝己くん』は爆豪によって隅に追いやられている状態なので、出てくる時はいつもその時爆豪がどこで誰と何をしていた状況なのかを把握できずいつもプチパニックを起こす。
爆豪が解離性同一性障害になったのはトラウマによって蓄積されたストレスや恐怖心を押さえ込んだ結果、心がついていけず自分の意識と完全に分離してしまった為。
だから自分にとってトラウマを刺激されるようなことがあると耐えられず意識がシャットアウトとする→交代人格の『勝己くん』が出てくる。
交代人格の『勝己くん』
いつも爆豪に押さえつけられ意識の隅へ追いやられているからか隅っこが好き。
目立つことは嫌い。
爆豪のトラウマに対する恐怖心そのものなので、希死念慮が強く消極的。
緑谷のことに懐いている。
爆豪は緑谷の性質を理解できず嫌っているが、助けを求めているという深層心理が現れているのかもしれない(ご都合)
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「か、か、解離性…同一性障害…で、です」
「解離性同一性障害?」
「ぅ、う、うん」
爆豪の異変にいち早く気づいた相澤は二限目が自身の担当教科だったこともあり、爆豪___もとい勝己を落ち着かせることに専念した。
教室に入った瞬間目に飛び込んでくるのは息が詰まるほどに静かな生徒、そして緑谷にくっついて離れない爆豪だ。
相澤は、直ぐに交代人格のことを思い出した。
こうして出会うのは初めてだが、話には聞いていた分そこまでの混乱はなく、いつも通り散らばる生徒を座らせ勝己の側へと寄り添った。
優しく名前を名乗り、状況___主に雄英や1-Aについて軽く説明する。
勝己は見慣れぬ場所で軽くパニックを起こしていたのか、ぽろぽろ涙を零しながらも相澤の言葉に耳を傾けていた。
暫く時間を置いて、落ち着いた勝己が自らについて説明すると申し出たのが先程の出来事である。
「ぼ、ぼく、は、か、か、勝己って、よ、呼ばれてるけど…っ、爆豪勝己、で、ではなくて」
「こ、こ、交代人格、で、ほ、本当の、勝己は、い、いつもの」
自らを勝己と名乗るその少年は可哀想なほど怯えた様子で、しどろもどろ話し始める。
現状に困惑しかないA組一同ではあるが、流石ヒーローの卵と言ったところだろうか。
眉尻を下げ縮こまりながらポソポソと話す目の前の少年に対し、各々は一先ず現状を飲み込み受け入れることにした。
「ご、ごご、ごめん、なさい、ぼく、ぃ、いきなり出てきて…ば、爆豪くん、閉じこも、っちゃった………」
「大丈夫だよ。かっちゃんは何か言ってる?」
「わ、わ、わかん、ない。と、閉じこもって、る、ど、どこにも、いない。」
「そっか…」
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ここから精神ボロボロの爆豪勝己すんをA組の皆がサポートしたりしなかったりする。
最終的に人格を統合して、自分の中のトラウマと向き合う爆豪の精神は荒れに荒れるが、身近にいる相澤先生だったり、切島だったり緑谷がサポートしたりしなかったりする。
ヒーローを目指して、その為に努力して、誰よりも野心家…にも関わらず精神に圧倒的なハンデを背負っていて、その事で吐きそうなほど苦悩して自己嫌悪に陥る爆豪勝己が見れる。
緑谷に対する感情が更に拗れる爆豪勝己も見れる。
結果、爆豪はA組の皆に救われ幸せになりましたとさ。チャンチャン