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ミリエットが見守る中、ヴォルフラムとその部下たちは聖地セレネスの中心部、祈りの神殿へとたどり着いた。
彼らは闇に紛れるように、神殿の外に配置された兵士を次々と倒していく。
(問題は、ここからだわ)
ヴォルフラムが引き連れている手勢だけでは、細かな奇襲を実行するのがせいぜい。聖地セレネス全体に配置された軍勢に対する勝ち目はない。
しかし、そのことはヴォルフラム自身が一番わかっているはずだ。
見守るミリエットの視線の先、夢の中の彼は緊張を解くことなく、帯同する部下へ視線を送った。
「森の外へ合図を」
「はっ」
ヴォルフラムの命令で、部下は空へ球体のようなものを放り上げる。
次の瞬間、それは暗闇に包まれた森を眩いばかりの閃光で照らし出した。
(どうして!? **********************
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