知らぬ間に、にじさんじに受かりました。

《…私、配信業をやめようと思ってるんだ。》

＜え？

＜ちょっとまって…

＜やだ

孔好＜聞いてないよ、沙斬ちゃん。

《あ、孔好ちゃん…。ごめんね、みんな私のこと嫌いかなって思ってさ…ｗ》

剣持＜なんで嫌いって思ってるんですか。やめてください。

葛葉＜そんなこと考えるな。

《…剣持先輩とずは…。…。急にみんな出てくるじゃないですか、どーしたんですか…ｗ》

＜沙斬だいじょぶ？

＜沙斬だいじょうぶ…？

＜＿＿ちゃん…？

《…え、なんでそんな心配して…。》

《…泣いてる…？》

孔好＜無理に笑わなくていいよ。

＜落ち着いて

＜だいじょうぶ？

《…。…もぉ…みんなにして、は…優しくない…？ｗ》

《…。最近さ、アンチ多かったから…。それだけじゃ…なくて、》

《…コラボ…するな、とか迷惑かけるとか、そういうこと言われて、》

《私は入ろうと、して入ったわけじゃないから…やめた方がいいかな…って、》

＜沙斬リスナーはみんな沙斬嫌いじゃないよ

＜俺は好き

＜心配しなくていいよ。

叶＜僕は好きだよ。

《……。》

《…。私が辞め…たら悲しいって、思ってくれる人が、いるんだ…。》

《…本当か…。でも…》

《…。そういってくれるみんなを信じてみてもいいのかな。》

《…ごめん。私にしては変だったね。》

《心配かけてごめんね。》

《ありがとう》