テラーノベル
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この前はクローゼットの角に頭をぶつけましたが、
今回は肘をぶつけました。
痛すぎて数分唸ってました。
🐤目線
注意
誤字あるかもです。
パクリ❌
流血表現あり
🐤女体化
色分け
地雷の方はサヨナラ
21時の鐘がなった。
ロッカーから黒いコートを取り出し、メガネをつける。
事務所の外に出ると、まろが一足先に外で待っていた。
「行くか。」
「ん。」
肩を並べ、歩きだす。
冷たい風が顔に当たり、鼻先を徐々に赤く染めていく。
ポケットに入れたナイフを握りながら目的地に向かった。
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「ギャァッ」
「さーわーぐーな。この手紙を書いたのはお前か?」
ナイフをターゲットの手首に突き刺し、情報を吐かせる。
ターゲットはガクガクと震えながらうなずいた。
「暗殺計画の手紙か…これは誰に出す予定だった物や?」
「いっ…言えないっ…」
「…」
ナイフを手首から抜き、膝に突き刺す。ターゲットはひどく唸った。
「あ、…あのひとぉっ…○○っていうっ い゛いたいっ…」
「まろ。」
「ああ。もうええで。」
まろの言葉を聞くと一目散にナイフを心臓に突き刺した。
ターゲットは唸る暇も無く、息を引き取った。
ターゲットの前で数秒、手を合わせる。
「…りうら、ほんまに変わったな。」
「うん。そうだね。」
昔のりうらは誰かを殺しても手を合わせることなんてしなかった。
これも、あなたのせいだね。
「帰るかー。」
「兄貴にココア作って貰お。」
「えー、まろも飲むー。」
兄貴にターゲットを殺した場所の住所を送り、死体に黒色のビニールを被せる。
ナイフについた血を拭き取り、カバーにしまう。
事務所に向かう前に後ろを振り返る。
人を殺すとあなたを殺した時のことを必ず思い出す。
寂しいような、悲しいような。
何度も忘れようとして、忘れられなかった感情が心の底から芽生えてくる。
まろの背中を追いかけ、事務所に歩き出した。
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「お疲れー。」
「兄貴、ありがと。」
「あま~い。うまっ!」
事務所に帰ると兄貴が温かいココアを出してくれた。
ココアを飲むと体が芯から温まった。やはり温かい物を飲むと心が落ち着く。
「あ、せや。これターゲットが吐いた情報。」
「ありがとなー。助かるわ。」
エリート頭脳をもったまろは、一回聞いただけですぐに情報などを覚えることができる。
さっき殺したターゲットが吐いた情報と手紙の内容もこの短時間で
579
2,315
ガラス
359
わかりやすく紙にまとめていた。さすがだ。
「今日はもう仕事ないから帰ってええで。」
「ん、お疲れー。」
「帰るかー。」
更衣室に向かい、薄茶色のコートを引っ張り出す。
ふわりと暖かい薫りがし、懐かしさが蘇る。
これはないくんがもともと使っていたコートだった。
長年ないくんが使っていたらしく、ないくんの匂いがしっかりと染み付いていた。
ガチャン
ロッカーの扉を閉め、事務所から出る。
外は変わらず寒く、遠くの方にあるビルの明かりがぼんやりと見えた。
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ガチャッ
家のドアを開けると、一番に目に入ってきたのは棚に置かれた写真だった。
「ただいま、ないくん。」
りうらとないくんが映った写真が
すこし年期が入った額縁に入れられている。
あの人生で一番幸せだった時間を
切り取ったように感じるような写真だ。
コートとマフラーをハンガーに掛け、ソファーに腰をおろす。
そして棚から出してきたノートパソコンを起動させる。
遺骨盗難の事件の詳細を書いてあるサイトを片っ端からクリックした。
なぜないくんの遺骨が盗まれたのか。
なぜないくんの遺骨だけが盗まれたのか。
誰によって盗まれたのか。
まだまだわからないことが盛りだくさんだ。
「計画的な犯行だったはず…じゃないとあんな硬い墓石を壊さない…」
墓石はなぎ倒されていたとニュースで放送されていた。
墓石は硬いのでハンマーなどの工具を使わないと壊せない。
それともう一つ疑問がある。
「なんで墓石を壊したのか…。」
遺骨を盗難するだけならば墓石を壊す必要もない。
遺骨が入っている空洞の蓋になっている拝石を動かすだけでいいはずだ。
「動機としては…ないくんのことを憎んでいた…とか?」
改めて考えてみると、ないくんは誰かに憎まれたりするような
人格の人ではなかった。
友人と喧嘩なども聞いたこともなかった。
女関係もないくんと接触する前に全部調べたが、なにもなかった。
「…わかんないな。やっぱり調べものはプロに任せるものなのかなぁ…。」
りうらの情報収集力と頭脳だけでは犯人にすぐたどり着くことはできないだろう。
警察もまだ犯人にたどり着けていないのだから。
「兄貴に助け…求めるかぁ?」
なるべく自分の力で犯人を探したかったが、
兄貴に協力してもらうのも一つの手段なのかもしれない。
カチッ ふぅー…
ライターの火をつけ、煙草を吸う。
ベランダに出て、遠くの景色を見渡す。
「…ないくんが居ないこの世界はあんまり色が見えないね。」
ないくんと過ごした日々はどれも鮮やかで世界が綺麗に色づいて見えた。
でも今、ベランダから見える景色は遠くに色がすこし見えるだけだった。
ないくんに出会う前の時よりはましだったが、
あの日々と比べるとどれも色が薄く見える。
「ないくん…」
小さく呟くと視界がぼんやりと涙で滲んだ。
「せめて…遺骨だけでも帰ってきたら…いいな。」
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