彼女の見せた空は青くて、転々と光が無数に散らばっていた。人生最後に見るのも悪くは無いだろう。実際、彼は「いいものを見た」といい自ら命を絶った。勿論こういう任務をする上で覚悟していたのだろうが私がぶち抜かなくていいのは心が楽だ。
彼の遺体は正しく埋葬した。彼には家族などは存在せず、だからこそこの天職だったのだろう。そう思うと気の毒だが私も妥協は出来ないこの道のプロなのだ。
まぁ、何はともあれ依頼もしっかりこなせてやっとゆっくり出来る…
…
…
と思ったら
「私を守ることが追加の依頼ですよね?これからずっと守ってもらいたいんですけど職務放棄ですか?」
「えぇ…?」
「そういえば私仕事ないんでここで働きながら目の届く範囲に置いてくれれば許しますよ」
「それってうちで働かせろってことでしょ」
「まぁ、そうとも言います」
「…実際働ける場所なんてそんなないだろうし心配だから助手として雇ってあげるよ。もう危険な仕事はしない予定だし。」
「良かったです。人気なさそうな探偵事務所に花が咲いて良かったですね。」
「自分で言います?…まぁいいか、君はなんて呼べばいい?」
「んー…本当の名前は秘密にしなきゃ行けない宗教なのでここではポットとお呼びください」
コメント
2件
世界観が大好物ですありがとう…………………くすってできる会話もあって凄い面白かった(ง ˘ω˘ )ว 探偵の追加料金攻めまじで面白くて好きです🥰🥰🥰💪💪💪
5話ってなってるけど気にしないでください。気にしたらマジで恥ずかしくて凹みます。