rd
pn「ねぇ … らぁ 、 」
rd「ん?どうしたの?」
pn「ちょっと相談 … なんだけど、」
rd「え、うん … 何かあった?」
深刻そうな面持ちをしてそう言ってきた彼女の細く小さな手を握った。
最近悪夢をよく見るらしい。
朝起きたら内容は忘れてしまうのだけど、それでも嫌な夢だったということは鮮明に覚えていて、全身に走る不快感と朝目覚めた時の涙が嫌なんだとか。
rd「いつからなの?」
pn「…半年くらい前 、から…、」
最近の事ではなく半年前から。
なぜ相談しなかったか尋ねると迷惑をかけてしまうから、と。
相談させてあげられなかった事、気づけなかったことがすごく悔しかった。
rd「うーん … どうしよっか、」
pn「… 怖くて、眠れないの、」
rd「夢は毎日見る?」
pn「毎日じゃない…けど、見る時はいつも嫌な夢」
rd「そっか …」
原因を調べるとストレスなど書いてあった。
そもそもこんな相談を受けるのは初めてのことだったからめちゃくちゃ心配。
rd「なんかストレスある?」
pn「いや … 特に 、」
rd「んー、なんだろうな …」
pn「… ね 、 らっだぁ .. ?」
rd「ん?」
pn「その … 一緒に寝てほしい … / 、」
rd「…え?」
何を言い始めるかと思いきや一緒に寝ないかという誘い。これ別の意味で誘ってる??
少し顔を赤らめてはいるものの不安そうな表情をしていて胸が締め付けられる。
pn「… だめ?」
rd「いや … いいよ」
pn「ありがとう」
pn
そうして一緒に寝ることになった。
前まではお互いの部屋にそれぞれベッドがあったからそこで寝ていたけどこれからはらっだぁの部屋のベッドに2人で寝ることになった。
今までダブルベッドにそれぞれ寝ていたから2人で寝てもそこまで窮屈ではなかった。
rd「…大丈夫?」
pn「怖い …… ッ 、」
これから悪夢を見るかもしれないという不安が全身にまとわりついて離れてくれない。
身を縮こませて布団に潜ればらっだぁがそう声をかけてくれた。
rd「大丈夫だよ、大丈夫 …. 大丈夫」
何度もそう声をかけて背中をさすってくれた。
布団から顔を出すとすぐ目の前に彼の顔があって驚いた。
暗い部屋でも彼の声は優しくていつもよりも感情が少しこもっていた。
らっだぁの甘い声は俺の体にまとわりついた恐怖を少し緩和してくれたような気がした。
rd「寒い?暑い?」
pn「大丈夫 … ありがとう、」
rd「そっか」
rd「…. 、 眠い?」
pn「眠れない、」
俺がそう吐き捨てるとらっだぁは何も返してこなかった。
それでも行動は優しかった。
rd「….ヾ」
pn「… !」
らっだぁは俺を抱きしめてくれた。
彼の胸元に俺の顔がきて彼の心臓の鼓動が自分の体に響いた。
らっだぁの腕の中は本当に安心するもので気づいた頃には恐怖心は俺の体から逃げていた。
そして体に残ったのは彼の甘さと暖かさだけだった。
rd「…」
らっだぁは俺より先に眠ってしまったけど俺を包んだままだった。
規則正しく繰り返される呼吸と一定のリズムを刻む心臓の鼓動が俺の眠気を誘った。
そして俺も気づいた頃には眠りについていた。
rd
翌朝
rd「ん ッ ……. 、 ?」
翌朝目を覚ますと俺は彼女を抱きしめていて、彼女は赤ん坊のように両手をくっつけて身を縮こませて眠っていた。
その顔はどこか心地よさそうで微笑んだ寝顔だった。
rd「かわいい …. 、」
そういえば、悪夢の件はどうなったんだろう。
今こうして見ていると悪夢を見ているようには見えないのだけど ….
pn「ん゛ ッ …」
pn「らぁ …. ?」
rd「あ、ごめんね 起こしちゃった?」
pn「んー ….」
まだ寝ぼけているようで俺の手を握れば再び眠りについた。
rd「あ〜 かわいい 」
rd「ぺんちゃん」
pn「ん゛ … なぁに 、?」
rd「なんか幸せそうな顔してる 笑ヾ」
pn「きょうね 〜〜」
rd「ん?」
pn「らぁとでーとするゆめ … みた 」
rd「お、いいね〜〜」
rd「現実でもデートしましょうね〜〜♡」
pn「もうちょっとねる …」
rd「かわいいからいいよ」
pn「へへ ….. ん ….」
俺を抱きしめて眠りにつく彼女の髪を優しく撫でて唇を落とした。
リクエストお待ちしております
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡1000 💬1
コメント
2件
リクエスト!!! 呪鬼で、祠の中から🐒を🖼が救ったけど、記憶喪失の🐒。でも段々思い出していく……みたいなのみたいです!!!