テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「孔明、そなたがいくら反対しようと、わしは呉に兵を出すことに決めたぞ。
明日、出陣じゃ。」
劉備は孔明の予想通りの決断をした。
「劉備殿、私から申し上げることはこれだけでございます。
それは、くれぐれも進軍を急がぬこと。
敵は退路を断つことを常に頭に置いております。」
孔明は予め言おうと思っていたことを述べた。
「必ず生きて帰って下され、劉備殿・・・。」
孔明は軍師であることを忘れて、一人の人間として、そう言った。
「そなたがそういう優しい眼をしてわしを見てくれるのは、随分久し振りじゃのう。」
劉備の表情が少し和らいだ。
孔明は劉備に歩み寄ると、劉備の両手をしっかりと握った。
劉備も孔明の顔を真っ直ぐ見て、覚悟の表情をした。
翌朝、劉備軍は呉に向けて進軍を開始した。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
臣桜
927
#オフィスラブ
湊未来
389
19
サカバンバスピス
112