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───いえもん視点───



グサッ



短いが、すぐ死なない程度の傷を王につける。

まあ、王っていう名のクソ野郎が弱すぎてすぐ気絶したけど…


その瞬間。顔に紙?を貼り付けた男の子が膝から崩れ落ち、紙の隙間から見えた目には生気を失っている。美しく、整った顔で目は金色のように周りを美しく照らしていた。

が、は瞬きをした次の瞬間にはもう、その人の顔は紙によって見ることは出来なかった。

よろよろとしながら、東雲さんの近くによる。


「──────」


小声で言ってるため何を言ってるか分からなかったが、東雲さんはその男性?を強く抱きしめる。

──────どうやらその人が東雲さんの友達らしい。


「いえもんさん…助けてくれて…ありがとう!」


東雲さんから笑顔だが、目からは涙が溢れ、次々に、涙が頬をつたう。


「…その前に説明してもらいましょうか、いえもんさんがなぜいるのか、そして、めめ村が散り散りになっている間に何が起きたのかを」


めめさんは何となく察したような目を俺達に向ける。

──────めめさんに許可無しで動いた俺も悪いか、なんて怒られるんだろうな〜ってもう諦めてる。



「わかりました。まあ、巻き込んでしまって申し訳ないですし…」



東雲さんは話始める。

東雲さんは『Sれいまり』と呼ばれてるらしく、男性?の方は『ガンマス』と呼ばれているらしい。(以降、東雲さんのことをれいまりさんと呼ばせてもらう)

れいまりさんは九尾で2000年ほど生きているらしい…がめめ村では最年少らしい。めめさんほんとに人間…?と聞くと、めめさん曰く、強すぎる能力を得ると、それは年齢すらもねじ曲げてしまうらしい。

ガンマスさんとれいまりさんはこの国の近くの森に住んでいたらしい。そして、森の近くの王が暗殺され、違う王になったが、それでもその国の治安は良かったらしく、山の長であるガンマスさん(すごくね?)がその国の活性化を手伝うことにしたらしい。

ただ、その時に、王がしっかり手伝ってくれるのかと怪しみ、契約をしてくれ、と頼んだらしい。

まあ、異種族であるガンマスさんとれいまりさんを信じれないのはしょうがないか、とれいまりさんは速攻契約をしてしまい、芋づるほうしきに契約をしてしまった。

そして契約が成立した瞬間、王が突然いばり出したり、暴れたり、国民に重税をかせた。止めようと思ったが、契約によって、止めることは出来ないし、協力しなければ行けなくなった。

ただ、王があまりにもガンマスさんに命令をしすぎたせいで、そろそろ人格が破壊される寸前だったらしい。

それを、契約していない俺に背後から忍び寄って暗殺をして欲しいとのお願いだった。

まあ、それを俺が承諾して、結果、こうなったという感じだ。


それを聞いてめめさんは


「私、そんなに頼りなかったですか?」


と、悲しそうな顔を浮かべる。れいまりさんはガンマスさんのことを強く抱き締めながら泣いているため、答えられる訳もない。いや、多分聞こえていないため、俺が代わりに返答する。


「そんなことないと思いますけど…多分、長らくあっていない知り合い?より、赤の他人の方が良かったんじゃないですか?人間でしかも他人、暗殺能力に長けていて、最悪口封じもできる人間…なかなか便利でしょ?」


俺は自嘲した笑みを浮かべ答える。これが俺の本心でもある。ぶっちゃけ、いつか殺されるだろうなと俺は思っているからだ。



うーんとめめさんはうなりながら、

「いえもんさんは戦闘に長けてますしね…」


と少し納得されたかのように言われる。俺は、


「めめさんに言われてもなぁ…」


と小さい声で呟く。自分より長けている人に褒められると…なんだろう、屈辱感があり、あまり好きでは無い。

…が、めめさんのはなんだろう…嬉しいと言うのか、そう言われると、心底喜んでしまう。

まあ、弟子が師匠に褒められて、屈辱があるわけが無い、と半ば言い訳のように心の中で呟く。


幸い、この独り言は誰にも届かないで、俺だけの世界でとどまった。


「…んッ?」



ガンマスさんという人が紙で見えないが、多分瞬きをしながら、半身を起こす。


「…え?…め…めさん…?…ですよね?それに…みぞれ…ッウグッガハッハーッハーッゲホッ」


そういうとガンマスさんが血を吐き出す。れいまりさんはすぐそばにより背中に手をあて、トン、トン、と一定のリズムで背中を優しく触れ、そうして、ガンマスさんは落ち着きを取り戻す。



「お久しぶりです…グフッ…みなッさんッ…」


血を吐き、過呼吸になりながらも、がんますさんが話す。


「ガンマスさん…話さなくて大丈夫ですよ!私が変わりに話しますし…少し、寝ていてください」


れいまりさんがガンマスさんを見つめる。その目は、ガンマスさんの顔に貼り付けられている紙の向こう側にある瞳を見ているように見えた。

そうすると、ガンマスさんがれいまりさんに抱えられすぅ…と寝息を立てて眠る。


すみませんね。とれいまりさんが謝りながらがんますさんを寝かせる。


「いえ、あなた方に聞こうと思ってましたが…そこの生き汚い王に聞きましょうか…こんなところで使いたくなかったんですけどね…」


めめさんがブラックホールのような空間から魔女の森に行く前に見た

…ランタンを取り出した。


ランタンの中には青白い魂のようなものが浮かんでいる。


「こんな奴には…魂1個ぐらいでいいでしょう。」


めめさんが持っているランタンが青白く光ったかと思うと、光をおびて、一瞬視界が真っ白に染まる。

俺は思わず目をつぶった──────







はい!ここで切ります!いやーランタンをいつか出したかったんですけど…覚えている人いますかね笑?それでは!皆さん!おつはる🌸

一明日を見るためにー

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ランタン出てくるの思ってたよりも早くてびっくり

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