とにかく可愛い水ちゃんが見たい
めためたに衝動書き……
ぴあすのお気に入り作品であるsxxnの『アタシテンシ』と同じ世界線なので、そっち読んでからだとすんなり入ってくるかも
🌸
🦈
ご本人様には関係ありません
桃水♀︎
地雷の方はお引き取りください
📢🍍♀︎ は最推しカプなので今回も登場
🍍「んぁ、こさめせんぱい」
🦈「!! なつちゃぁん!」
こさめの教室の前のドアからひょっこり顔を覗かせた美少女に飛びつく。
美少女—-もとい なつちゃんはそんなこさめをぎゅっと抱きとめた。
🦈「どしたのどしたの!、」
🦈「まにき呼んでくる!?」
いつものように彼女の愛しの彼を呼ぶか尋ねたが
🍍「あ、いや…」
今日は少し違うよう。
抱きついたままの体を離してなつちゃんと目を合わせる。
憐愛に満ちた赤い瞳が綺麗でかわいい。
🦈「んー?じゃあ……」
🦈「こさめだったりする?」
いたずらっぽく微笑んでみせると、
こさめに負けず劣らずの微笑みが返ってきた。
🍍「そう、こさめ先輩に」
🦈「へ…!?」
わざわざ2年のクラスに尋ねてきた理由が自分だということに驚き。
おかげで気の抜けた変な声が出てしまった。
🦈「ほんとのほんとにこさめなの!?」
🍍「そう、ですけど……」
🍍「もしかしてやだった?」
🦈「そんなわけないよ!」
慌ててかぶりを振る。
悲しそうな顔させちゃったのがなんかちょっと申し訳ない。
こんな可愛い後輩ちゃんに「せんぱいに会いに来ました♡」って言われて嬉しくない先輩とかいないでしょ!?
🍍「ならよかった」
🍍「お昼食べながらお話聞いてほしくて」
🦈「いーよぉ!」
今度は首を縦に振った。
🦈「屋上開けてそこで食べちゃおっか」
こさめがこっそり囁いたら
なつちゃんは唇に人差し指を当てて、
🍍「ナイショですね」
って柔らかく笑った。
屋上に着いてお弁当を広げる。
屋上に上がる前になつちゃんが
🍍「いるまに今日のお昼渡してくる」
と言って手作りのお弁当を持って行っていたことに本日二度目の驚き。
それと同時に、まにきのお弁当っていっつもバランスよくて美味しそうだなと思い出したりもした。
📢「いつも忙しいのにありがと、–----–」
🍍「〜〜〜っ!///」
2人の会話と空気と声が甘くて、見てるこっちが砂糖を吐き出しそうな気分だった。
🦈「それで、なんか相談とか?」
こさめの考えはいいとして、ウインナーに手をつけているなつちゃんに向き直る。
🦈「こさめで良ければなんでも話して?」
なんてちょっと先輩面してみたりして。
🍍「実は……」
なつちゃんが話し始めた内容は思ったよりも長かったので簡単にまとめるとこう。
まにきの愛が重すぎる
⬇
自分はツンデレ過ぎるところがある
⬇
同じ量の気持ちを返せているか不安
なるほど……
これはなつちゃん悩んじゃうかもしれない。
現にお箸の先にあるウインナーはかじられてもいないし。
🦈「こさめ個人的には、1日1個何か言うだけでいいと思うけどな〜」
🍍「1日1個……?」
こてん、と首を傾げるなつちゃん。
🦈「好き〜とか、愛してる〜とか、恥ずかしいでしょ?」
🦈「だから、ふとした時にありがとって言ってみたり、かっこいいって素直に言ってみたり……」
🦈「こんな感じでいいんじゃないかな?」
こさめ的にはいい事言えた!
なつちゃんの顔と様子を伺ってみると、心做しかスッキリしたような感じ。
🍍「じゃあ……言ってみようかな…///」
桜色に染まった頬は愛しいあの人を思い出させて、
🦈「んふふっ、」
勝手に頬が緩んだ。
🌸「ふぁ”…ふぇ”っくしょい”っ!」
何だか急にくしゃみか出てきた。
こんな季節に花粉か?
🤪「おわ、珍しいな?」
隣のデスクからいふ先生が声をかけてくる。
「平気か?」なんて気遣いも添えて。
🌸「あ〜、大丈夫っす」
🌸「花粉なんですかね〜」
🤪「誰かが噂してるんとちゃう?」
🌸「そんな〜」
漫画みたいなことないだろう。
🦈「咲野せんせ、」
🌸「う”わぁ!?」
急に後ろから声をかけられて大きな声が出た、と同時に立ち上がってしまう。
隣のいふ先生はくふくふと押し殺したように笑っている。
これは絶対驚くってこと知ってたな。
周りの先生方に すみません、と軽く謝ってから席に座り直す。
後ろを振り向くと可愛らしい顔とマリンブルーの瞳。
🌸「こさっ……雨乃…」
🦈「なんですか〜、咲野先生♡」
ナチュラルに座っている俺の後ろに乗っかるように腕を回してくる。
学校なので引き剥がしたけど、本来ならもっとくっついていて欲しい。
🦈「あ、蒼井せんせー黙っててくれてありがと」
🤪「それくらい別にええけど、あんまからかわんときや?」
🦈「はぁい」
こさめはわかったのかわかってないのかよく分からない返事をした。
教師と生徒なんて少女漫画ではロマンチックなもので、
現実では法律と犯罪スレスレのスリルとの戦いのようなもの。
こんなに俺のメンヘラ具合を受け止めてくれる子なんていないし、好いてくれる子もいない。
こさめは俺の運命だ。
🌸「それで、何しに来たんですか〜?」
学校内なので敬語で話し、触れられないのがもどかしい。
素っ気ない返事になってしまうのも俺が辛い。
🦈「んー、特に用事は無いんだけど〜……」
そこまで言ってからこさめは俺の方に顔を近づけてきた。
耳元でピタリと止まり
🦈「らんくんに会いたくなっちゃった…♡」
とろけるような声色で囁かれる。
ぞくり、と背筋を駆け上がる独占欲と支配欲。
🌸「……っ、//」
🦈「んふふっ、」
🦈「じゃーねっ、らんせんせ」
滅多に照れない俺が照れたことに気を良くしたのか、
こさめは満足気に職員室から出ていった。
🤪「らん先生、大丈夫そ?」
🌸「だいじょばないっすよねぇ…」
もしかすると、さっきのくしゃみは…。
🌸「こさめが話してたんかなぁ……」
誰にも聞こえない声量の疑問は解けることなく、勝手に消えていった。
コメント
1件
最高(*`ω´)b 続きが楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))