テラーノベル
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〜柔太郎side〜
待ちに待ったライブが、もうすぐそこに迫っている。
今回の俺のミッションは、ステージ衣装のプロデュース。しかも今回のセットリストには、とびきりセクシーな楽曲が入っている。大人の色気を醸し出すために、俺が提案したのは『素肌にジャケット』という大胆なデザインだった。動くたびにチラリと覗く素肌――これこそが、俺のこだわりであり、最高の推しポイントだ。デザインが固まり、さっそくメンバーのよっしーに「今回はこんな衣装にするからね」と報告した時のことだった。よっしーは一瞬で顔をこわばらせ、明らかな動揺を見せた。「……ごめんだけど、肌が見えない衣装に変えてくれない?」唐突なNG。理由が分からなければ、はいそうですかとはいかない。「なんで?」と詰め寄ると、彼は目を泳がせながら「……言いたくない」と俯いてしまった。そう言われると、余計に気になるのが人間の性というもの。俺の野次馬根性に、完全に火がついた。
自分でも「しつこいな」と自覚しつつも、「なんで?」「どうして?」と連呼して食い下がる。とうとう諦めたらしいよっしーが、無言のまま、着ていたシャツのボタンを外し始めた。
え、ストリップ!?と困惑する俺の前で、彼の上半身が露わになる。「――っ!?」声を失った。彼の下着の隙間から覗く肌には、言い訳のしようもないほど無数のキスマークが刻まれていたのだ。おっどろきー、なんて軽い言葉じゃ片付かない。さらに俺を驚愕させたのは、その犯人だった。「これ、誰につけられたの……?」怯えながら尋ねると、よっしーは蚊の鳴くような小声で白状した。「……はやと」あの、いつも穏やかなはやちゃんが!?二人がそんな関係だったなんて、まさに寝耳に水。怒涛の展開に頭がクラクラする。
「じゃ、じゃあしゃーないな。その代わり、衣装の分までパフォーマンスで魅せろよ?」秘密を共有した共犯者のような気分で、よっしーだけ別の衣装を用意することに決めた。――しかし、事件はこれだけで終わらない。その後、何も知らないだいてぃーんが「俺もじんちゃんとお揃いの衣装がいい!」と無邪気に乱入。結果として、はやちゃんの凄まじい嫉妬に火をつけることになるのだが……
それはまた、別のおはなし
コメント
1件
わあ、バンドメンバーの裏話、すごく面白かったです! よっしーが必死に隠したがった理由がキスマークだったっていうオチに笑っちゃいました。柔太郎くんのしつこいくらいの「なんで?」攻撃も、現場の空気が伝わってきて楽しかったです。そしてまさか“はやちゃん”が相手だったとは…!最後の「別のお話」フリも気になります。続き、読みたいです🌷
#吉田仁人
ゆ。
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#ご本人様には関係ありません
透楽※お知らせ必読願います
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