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金スマ ゆるゆる
今日は入浴剤を買ってきた。
香りに惹かれて、というか好きな人の香りがして
「これできんときと一緒に入ったら…」
優しくて心地がいいきんときの香り。
この匂いに包まれて風呂に入れたらどれだけ持つだろうか。
誘うのもそわそわするが、せっかくなら…
「きんとき、お風呂入っていい?」
「いいよ 先入りな」
「あの…」
「ん?何?いっしょ入りたいって?笑」
「えっあ…うん…!」
「そっか、じゃあ行こっか」
「…!!」
察しが良くて助かる。本当に素敵な彼だ。
楽しみだな…
「2人ではいるの久しぶりだね、急にどうしたの?」
「これ使いたくて」
「入浴剤?」
「うん、いい香りだったから」
「そうなんだ、珍しいね」
「あ、そうだ。髪洗ってあげるよ」
「えっ、別に自分で洗えるのに…」
「久しぶりなのに?せっかくの機会逃しちゃうのかスマイルは…」
「う…じゃあ…」
「へへ やった。」
「その代わり俺もきんときの髪洗うから」
「いいの?嬉しい…!ありがとう。」
脱衣所で交わす他愛ない言葉。
それだけで胸が高まる。
「先に頭洗うねー、痒いところありませんか?」
「なに…無いです…」
「笑笑」
冗談半分で丁寧に洗ってくれる彼の姿が鏡越しに映る。
真面目に体を見ることなんて無いから少しドキッと心が揺らぐ
「はい、洗い終わり、じゃあ次体洗おっか」
「えっなんで…からだは自分でやるから…」
「遠慮せずー、もう泡立てちゃったし」
「じゃあまず腕からね〜」
「白いね…ちゃんと日当たりなよ?」
「だって今冬だし…きんときは細いじゃん…」
「あんまスマイルと変わんないよ」
「はい次お腹ね」
「すぐったいからあんま触んないでよ…」
「はい終わり、」
「次洗ってくれるんでしょ?」
「うん 座って」
「はいはい」
「えっときんときのシャンプーは…」
「…!!」
「何かあったの?」
「えっあ、いやなんでもない」
「そう、じゃあお願いね」
「…へへ」
「何にこにこしてるの…」
「内緒 流すよ」
「ええ…スマイルのケチ……」
「あったか〜…冬のお風呂は幸せだね〜
「うん…」
「きんとき、」
「なに?どうしたの」
「ハグ、」
「えっ、わかった」
風呂に2人きり。
のろのろときんときに近づいてハグを求める。
湯船の温かさと気持ちが和らいで頬が赤く染まる
「スーッ…ハー…」
「え、何吸ってるの、さっきからおかしいよ?」
「だって…」
「きんときの匂いが…」
「俺の匂い?」
「うん、シャンプーも、入浴剤も、全部きんときの匂いがする」
「あ、だから入浴剤…」
「匂いがしたのがきんときの香りで…」
「ふーん…」
チュ
「…?!?!」
「はぅっ…ぁっ…?♡」
ギュー
本音がぽろり、と言葉の波に流れたら
甘い口付けを貰って頭が回らない。
「これでもっと俺の匂い、する?」
「それとももっと近づきたい?笑」
「はっ…♡反則だって…」