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こんにちは♪
皆さんまだまだ寒いので体調にはお気をつけて(^^)
叶『』 葛葉【】
◯月◯日
今日は雪が降って居ました。
葛葉は今日も飽きずに僕の屋敷に来てくれていて、今日は前言っていた僕の知っている甘味処に葛葉を連れていった。
葛葉は目を輝かせて、みたらし団子を眺め、【このキラキラした蜜上手いな!!】なんて言ってた。
僕は甘いのはあまり得意ではないから、葛葉の隣で抹茶とお煎餅を食べた。
葛葉は僕の飲んでいた抹茶に興味があるみたいで僕の湯呑みに口を付けて飲んでいた。
『葛葉!?抹茶って大丈夫…な、の…?』
僕が最後まで伝える前に抹茶を飲んでいた葛葉は…
【にっ!?何だコレ!?めっちゃ苦い…】
いかにも小さい子供が初めて飲んだような表情で…舌を出しながら悶えてた。
思わず笑っちゃったけど、葛葉の苦手なものを知れて少し嬉しい。
◯月◯日
今日は僕が葛葉に来なくていいと言ってしまった。
今日は医者が来るから、葛葉に嘘を付いている僕は少し気まずい…
葛葉に「来なくていいよ」と伝えた時は何だか寂しそうな葛葉をみていて申し訳なくなってしまった。
今日医者に言われたことはあまり良くなかったけど、もうそろそろ本当の事を葛葉には伝えなければいけないかも知れない…
何だか最近おかしな夢を見ている。
僕に似た人と葛葉が楽しそうに会話をしている夢だ。
でも、葛葉は僕に似た人に”サーシャ”と呼ばれていたから、もしかしたら葛葉では無いかも知れない。
とても楽しそうな葛葉を見て、何だか悲しくなってしまった事は、葛葉には内緒だ。
◯月◯日
今日は僕の為の車椅子が届いた。
もう感覚のない足で歩くのは危険だと、昨日の医者に言われたから、今日からは用意された車椅子に乗って過ごす事になった。
慣れないから少し大変だけれど、何だか新鮮で楽しい。
葛葉が来た時に、車椅子で出迎えたら葛葉はびっくりしていたけれど、楽しそうな僕を見て何だか少し安心したような様子だった。
良かった。
今日は特に用事がなかったから、葛葉に夢の話をしてみた。
葛葉は驚いた様子で何か言っていたが、僕には聞こえなかった。
この日はお茶とお茶菓子を食べながら沢山話した。
まだ葛葉には余命の事は言っていない。
◯月◯日
今日は悲しい夢を見た。
僕に似た人が死んでしまった夢、葛葉は泣いていた。
僕は夢の中の葛葉に声をかけることも、励ますことも出来ない。
僕の声は届かないからだ。
何でか僕が布団から起き上がった時ふと、
『ごめんね』と口が勝手に動いてしまった。
枕が少し濡れていたから、多分寝ている時に泣いてしまっていたらしい。
なんだか今日は夢のせいか、葛葉と会う勇気が無かった。
今日は葛葉も屋敷に来なかったから少し助かった。
今夜はこんな夢を見ません様に。
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