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工藤さんがいなくなったあと、蘭さんもいなくなった。
上杉「立花、大丈夫か?」
彩「うんっ、ありがとう。上杉君」
若武「俺達にも話してくれ。少しでも、工藤先輩の役に立ちたいし、アーヤを助けたいんだ。」
上杉「もう、先輩かよ。」
小塚「僕も、役に立ちたいな。」
彩「う、うん。わかった。」
ー話し終わったー
美門「俺、朝アーヤに隣の人について言ってたじゃん?だから、調べたんだよ。」
「隣、空き家だった。」
若武「不法侵入ってことかよ。でも、それだったら、どうして誰も通報しないんだ?」
彩「確かに」
七鬼「立花ん家しか聞こえないようにしてたんじゃねえの?」
若武「そんなこと無理だろ。子どもの泣き声だぜ?」
七鬼「偽物の泣き声の可能性もあるじゃん」
上杉「そんなこと・・・あるかもな。」
黒木「考えたくないけど、もともとアーヤをさらうつもりで他の子供は違うところで・・・」
若武「よくわからなくなってきた。アーヤ、整理してくれ。」
彩「ごめんね、病院だから事件ノート、持ってきてないんだ。」
若武「ああ、そうだった。くそっ…」
黒木「姫、これをどうぞ。」
黒木君がルーズリーフを渡してくれた。
彩「ありがとう。」
私が事件の整理をしていると、病院のドアがノックされた。
彩「はい。」
母「彩、ごめんね、そばにいてあげられなくて」
彩「お、おかあさん?!」
母「お母さんがそばにいなかったからこうなったのよね。」
「このあとも、ついていてあげたいけどお兄ちゃんの試合があって」
彩「怪我をしたわけじゃないから大丈夫だよ。」
「それに、みんながいるから。」
母「彩をお願いします。」
黒木「安心してください。アーヤは俺達が守ります。」
母「また、あとでね。」
彩「うん。」
若武「黒木と小塚と美門は現場に行ってくれ。」
「他のやつは、アーヤの病室で待機だ。」
全員「了解」
上杉「立花、家にチェーンぐらいかけてから玄関を開けろよ。」
「そんなんじゃ、命が持たねーぞ。」
彩「ちょうど、家を出ようと思ってて・・・」
上杉「それで、めんどくさくなったのか?」
彩「うう・・」
上杉「自分の身ぐらい自分で守れるようにしねーと」
(お前が俺のことを選んでくれたら、守ってやれるのに)
彩「ウン、キヲツケマス」
若武「こら、イチャイチャするなよ。」
トントン、ドアがノックされた。
彩「はい。」
みんなが険しい顔でドアの方を見つめる。同い年ぐらいの女の子が入ってきた。
?「彩ちゃん、大丈夫?」
彩「え、誰?」
全然知らない顔だ。私はみんなに助けを求めようとして顔を向けた。
すると、女の子が写真を見せてきた。
?「ほら、覚えてる?」
「一緒に行ったディズニーの写真だよ。」
「かほちゃんも一緒に行ったよね。」
若武「なんだ、アーヤ忘れたのか?」
七鬼「これ「彩ちゃん、私のこと忘れたの?」」
彩「え、えーと・・・」
上杉「立花は事件で混乱しているんだ。あんまり喋りかけるな。」
?「・・・分かったわ。ちょっと外に出て二人で話さない?」
彩「いいけど・・」
若武「行って来い。」
若武「20分経ったぞ。まだか?」
上杉「あの写真が偽装だってことはないのか?」
若武「七鬼、どうなんだ?」
七鬼「だから、さっきそういったじゃん。女の声でかき消されたっぽいけど。」
若武「は?まじかよ。急いで追いかけるぞ。」
上杉「25分も時間がたった今、立花はもう車の中だ。」
若武「じゃあどうすりゃいいんだよ。」
「くっそー、俺が気づいていれば。」
上杉「今頃悔やんだところでしかたねーだろ。」
「一か八か、工藤さんに連絡してみるか?」
若武「ああ、頼むぜ。」
「俺は、黒木たちに連絡する。」
七鬼「俺は?」
若武「監視カメラの映像とか見れないのかよ。」
七鬼「ハッキングすれば、行けるぜ。」
若武「なら、やってくれ。工藤先輩に事情を説明すれば認めてくれるはずだ。」
アーヤ、どうなるのか⁉️そして、女の子の正体とは?