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(若い方はウイスキーをひと飲みすると、グラスは空になった)
では、やり残した仕事をかたずけましょう。私達の探してる「真実の三角形」は、どこにあるんでしょう。
話してきたことをちょっと整理してみよう。時間と空間の融合してる3次元世界の限界、「宇宙の壁」は同時に4次元の壁らしいことをつきとめた。そこは「3次元空間+時間」=「4次元の一瞬の状態」が成り立ってるところだった。ところで「状態」とは時間の変化を考慮しないが、時間こそが運動と変化を与える源だった。だから、時間が止まれば変化は消える。すなわち永遠化される。「永遠」とは、過去・現在・未来がひとつになった「時」だった。「状態」の中に「時」が潜んでいた。
人はときどき、永遠的で美しいビジョンが現実離れした夢に見えてしまったり、理想とくらべて歪んで見える現実に苦笑することがあるけど、私達のすべてのあがきや思考錯誤も、4次元から見たら一瞬の状態の中なのかもしれないですね。
(初老の男うなずくと、グラスを飲みほした)