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※出水公平の夢小説
※キャラ崩壊注意
※原作とは関係ありません
「」→夢主 『』→出水公平〔〕→その他のキャラ
〈〉→モブ
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約束の日の放課後、私は本部近くのカフェで先輩を待っていた。
試験の合格から二日しか経っていないのに、なんだか久しぶりに会うような気がする。
「先輩、こっちです!」
『夢ちゃん〜!合格者の顔してるね〜笑』
「そんな顔あります?笑」
『あるある!なんか、自信ついた顔してる笑』
先輩はいつも通りの笑顔で、私の向かいに座った。
『で、本格的な入隊までは少し時間あるけど、希望ポジションとかもう考えてる?』
「えっ、希望ポジションですか?あんまり考えてなくて…」
『ん〜、トリオン量どうだった?』
「9でした!」
『お、結構あるじゃん!笑』
「そうなんですか?先輩は?」
『12!』
「先輩のがあるじゃないですか!」
そんな話をして2人は顔を見合わせて笑った。
『夢ちゃんは判断早いし、射手とか向いてそうだけどな笑』
「射手、ですか?」
『俺と同じポジション。教えやすいし、何より——』
言いかけた先輩の声が少しだけ止まった。
『...一緒に戦えたら、楽しそうだろ?笑』
胸が少し熱くなる。
そんなふうに言われるなんて思ってなかったから、言葉が詰まった。
「...はい。頑張ります!」
『お、いい返事!』
そんな他愛もない会話をしていた、その時。
〔なになに〜?出水が女の子とデートとか珍しいじゃん!〕
『げっ……米屋……!』
〔弾バカにもついに彼女か?笑〕
ニヤニヤしながら、聞いてくる。
「ち、違います!笑」
『違うって!黙ってろ槍バカ!笑』
〔太刀川さんにも報告だなこれは笑〕
『やめろって!!笑』
〔はじめまして。俺は米屋陽介、こいつと同じクラス。ボーダーにも入ってるからよろしく!〕
「はじめまして、妄想夢です!よろしくお願いします!」
〔おっと、俺はこれ以上邪魔できねぇし帰るわ!笑〕
『おい!』
米屋先輩は笑いながら手を振って走り去っていった。先輩はため息をつきながら、頭をかいている。
「先輩、顔赤いですよ笑」
先輩の顔は、いつもより少しだけ顔が火照っていた。
『うるさいな〜!あいつマジで余計なこと言いやがって!笑』
「でも、なんか楽しそうですね」
『……まぁ、悪くはないけど笑』
カフェを出る頃、少し風が吹いた。
どこか胸の奥がくすぐったくて、私は無意識に笑っていた。