作者の村瀬です!!
今回の話は夢主のタイプについて書かれてるところがあります🙃
そこは太宰さんとドスくんに当てはまらないような感じに書いたので.読者様のタイプじゃないかもですので温かい目でご覧ください💦
これからも週1投稿になります!タブン長々と済みません💦
それでは どーぞ!!!
「では次に貴女の事を教えて下さい」
─未だに天井へ顔を上げているだざ……治くんと、その姿を怪訝な表情で見ている私。
そんな私たちを傍観していたフョードルさんが私に自己紹介をして欲しいと…___。
『えっと、私の名前は〇〇です。』
「ふむふむ……、他は?」
『他…??』
え、他って何?
私は何を要求されてんの!?
「好きな男性の好みタイプは?」
『え……』
「〇〇ちゃんはどんな男性が好みなのかな?」
『それ答えないといけない感じ…?』
「うん」
まじかぁ…。
私の好きなタイプなんて興味あんの?
『んー、私筋肉フェチだからマッチョが好きなんだよねー。ゴリゴリ系じゃなくて程よく鍛えられてる感じ!スポーツが得意な人とか良いよね!後は金髪も好き!多分金髪で眼鏡をかけたイケメンが目の前に現れたら直ぐ好きになっちゃう…!!他は「ごめんちょっと待ってッ!」
……あ、ごめん。つい…』
いけないいけない、私とした事が語りすぎてしまった。
軽くのつもりが一度話しだしたらあれもこれもとついつい話してしまう。
私の悪い癖だ──。
「此れ以上私にダメージを与えないでくれ給え」
『何が?』
「〇〇さん、外見ばかりですが中身は?」
「そうだよ〇〇ちゃん!!大切なのは外見じゃない!中身さ!」
『私外見から入るタイプなので!』
「外見など只の装飾品です。どれだけ外見を着飾ろうと中身が悪ければ塵屑ゴミクズと同じです」
『何があったのあなた達!すっごく中身にこだわるじゃん!』
確かに中身は大事だけども!最終的に外見ではなく中身だろうけども!そんなに中身に食いつきます?
外見は装飾品だの塵屑だの散々な言い様じゃないか
と云うかあなた達、外見良いしモテてきたでしょ?
一体何が不満なのよ…
「で、性格は?どんな人が好みなんだい?」
『え、これまだ続けんの?』
「もちろん!ニガサナイよ(ニッコリ)」
『ッ!?』
何故か全身に悪寒が走った___
治くんが含みのある笑みで私を見つめる。
ここで余計な事を口走ってはいけないと直感的に判断した私は続きを話す事にした。
『えーっと、好みの性格だっけ?とりあえず面白い人が良いなぁ!ノリが良くて優しくて一緒に居て楽しい人!あ、誠実さは必須かな』
「なんだい私の事じゃないか!照れるねぇ」
「善く女性を心中に誘っている方が何を云ってるんです?貴方に誠実な心などもち合わせていないでしょう」
『心中…?』
「恋人も居ないんだ。其れは私の自由だろう?
__と云う事で〇〇ちゃん、私と心中しないかい?」
『え、貴方死にたいの?』
まさかの自殺志願者!?こんなイケメンが!?
あ、もしかして包帯巻いてるのってそういう事?
…あんまりこの話題に触れない方がいいよね…
────ん?あれ?心中……ってどっかで……
『あっ、思い出した!中二病だ!!』
「えっ」
「フッ」
私に迷惑メールを送りつけてきた奴の1人が、
心中とか自殺失敗したとか入水で服も濡れて寒いとか言ってたわ!
物騒な事ばっかり云ってくる中二病野郎!!
が、まさか同じ人物ではないだろう。
そんな偶然が起こり得るはずがない
『あぁごめん。ちょっと迷惑メール送りつけてくる人も貴方と同じ事を云ってたからつい…』
「迷惑メール……。」
『そうなの!ここ1ヶ月ぐらい私に迷惑メールを送りつけてくる奴が2人もいてね…、其の内の1人が貴方と同じで心中とか何とかほざいてた!』
「ほざいてた……。」
『だから〝中二病〟っていうあだ名をつけたの』
「………」
『__ってあれ、治くん?』
あれれ?治くんの表情抜け落ちてますけどなんで?
目のハイライト消えてる…
こわっっ!
『ねぇどうしたの?』
「ふぅん」
『…?』
いや何なんだよ!
「やっぱりもっと早くに外堀を埋めて軟禁するべきだった」
『ちょっと待って何の話し!?』
「ふふふ」
『やだこの人怖い!!』
少し不気味な笑みで私を見つめてくる治くん。
正直かなり怖い、そんな顔で私を見ないで欲しい─
コメント
3件
何でだろう...夢主ちゃんの好みが物凄く、くにきーだくーんを連想させるのは あとくっそおもろいです!
文力神ですね!!続きまってます!