魔法のマジカルタイムプリズミック!
第10話「希望は捨てない」
ソナタ・ヒソカ「…!?ここは…!?」
ソナタは目を覚ますと魔法陣に拘束されていた。
オールド・マキモドシ教授「マキモドシ帝国だ。お前は私と一緒に約束した時空を乱す計画を壊したとして処刑するっ!!」
ソナタ・ヒソカ「そんな…!!私を処刑するなんて…!!」
バーグ・タイマー「おやめください、教授…!!それ以上はやりすぎだ!!」
マダム・セメール「早くソナタちゃんを離しなさい…!!」
オールド・マキモドシ教授「黙れっ!!お前等が幹部に入った時も言っただろ!?」
マダム・セメール「そんなこと、言ってなかったわ!」
バーグ・タイマー「そうだ、そうだっ!!」
オールド・マキモドシ教授「何だとぉゴラァッ…!?」
ソナタ・ヒソカ「違うわ…!!バーグ、セメール!教授は言っていたわ」
バーグ・タイマー「…!?」
マダム・セメール「そんな…!?」
ソナタ・ヒソカ「時は小学生時代、私、まりなは沢山の子供達にいじめを受けていた」
いじめ女子A「本当に何も喋らないお前は信用しないわ」
いじめ女子B「それなw」
幼いまりな「私って何でいじめられているの…?」
いじめ女子A「知らねーよ。」
いじめ女子B「そんな奴、ほっときなさい」
いじめ女子達は冷たい視線でその場を去った。
ソナタ・ヒソカ「あれから1年前、中学1年生の私は実験科学部に入部した」
まりな「先生から出された物と物の合体実験、何とか成功させなきゃ!」
ソナタ・ヒソカ「すると、私の背後からあのいじめ女子達が乱入してきた」
いじめ女子A「久しぶりだな、おや?お前の顔、前より地味になってきたな」
いじめ女子B「眼鏡かけちゃって。かっこつけてるみたいだからやめてもらっても良いかしら?」
まりな「やめてっ!!お母さんから買ってきた服を引っ張らないでっ!!」
いじめ女子B「本当にそれで天才博士を目指したいって言っていたけどそれで良いの…?」
いじめ女子A「やってやろうぜ!」
ソナタ・ヒソカ「いじめ女子達は私のことを殴られたり悪口、最悪は警察を呼ぶほどの酷いいじめだったの!!」
まりな「もう何も考えたくない…。1人になりたい…。」
ソナタ・ヒソカ「ボロボロになった私は幼い私を思い浮かべた」
幼いまりな「私、1人の方が良いの…。先生、お願い…!!」
先生「良いわよ!!先生と2人でいじめた子達の事情を聞きましょう」
まりな「ありがとうございます…!!」
ソナタ・ヒソカ「その先生はとても優しくて面倒見が良かったけど、ある日その先生は違う学校に移動してしまい、それどころか新しく来た先生は私を見下すような目つきで無視したり、いじめ女子達の行動も更に酷くなってその限界が達したのか私は怒りを現した」
まりな「皆、私のことを嫌っているのね…。許さない…!!あのいじめ女子達に対する復讐の希望は捨てない。」
ソナタ・ヒソカ「ゴミの様に心が折れた私は1人、家出をしたすると背後から教授が私を誘惑した、まるでトラップに引っかかる様になっ!!」
オールド・マキモドシ教授「大丈夫か、そこのお嬢様。何だか悲しい表情しているけど…。」
まりな「私、友達にいじめられて大変なの…。」
オールド・マキモドシ教授「私は貴方の様な悲しい過去を巻き戻して人生を変える仕事をしてます。」
まりな「本当に私の人生を幸せに変える力もあるの…?」
オールド・マキモドシ教授「はい、そうです。お力になりますから。」
まりな「あっ…。あぅ…。」
ソナタ・ヒソカ「私は操られた様にそのまま虚ろな表情でマキモドシ教授と一緒に異次元ワープの中に入った。」
まりな「…?ここは…!?どこなの…!?」
まりな「…!?何よこれ…!?」
ソナタ・ヒソカ「気が付くと私はマキモドシ帝国の研究所にいた」
オールド・マキモドシ教授「そうですよ、ここが悲しい心を持った人達の幸せな人生を変える場所、マキモドシ帝国なのです」
まりな「こんな場所には行きたくないわっ!!ごめんなさい!!」
オールド・マキモドシ教授「待ちなさい」
まりな「きゃっ…!!」
オールド・マキモドシ教授「申し訳ないが貴方様には今からあの2人と共に幹部になってもらう、妬み、憎悪、悲しみ、三つの負の力でなっ!!」
まりな「いやあーっ!!」
ソナタ・ヒソカ「私は教授にわしづかみされながらカプセルの中に入られた穢れたおもちゃみたいに。そして今、気がついたら私はバーグ、セメールと一緒に変わり果てた。なんて教授は醜い奴なんだ…!!良い人ぶって私達を誘惑したなんて絶対許せないわ…!!」
ソナタは涙を流しながらオールドマキモドシ教授を睨んだ。
オールド・マキモドシ教授「お前が選んだ道だろ、文句を言った罰で闇の力に呑み込まれるが良い!!」
マキモドシ教授は自らの魔法で闇の力をソナタに闇のオーラを包ませた。
バーグ・タイマー「ソナタッ!!」
マダム・セメール「ソナタちゃんっ!!」
バーグ、セメールはマキモドシ教授を止めようとするが…。
オールド・マキモドシ教授「うるせぇっ、タイム戦士達に常に敗れてる雑魚等は関係ないっ!!」
ソナタ・ヒソカ「やめて…!!お願いーっ!!きゃあぁぁぁっ!!」
ソナタはマキモドシ教授の力で雷の光と共に闇のオーラに包まれた。
バーグ・タイマー「嘘だろ、おい…!?」
マダム・セメール「教授…!!」
2人は助けることができないまま、絶望した表情でみまもることしか出来なかった。
ソナタ・ヒソカ「うぅぅぅ…!!ぐあぁっ!!」
オールド・マキモドシ教授「さぁ、行くのだ…!!最強の姿、ダークソナタ・ヒソカをなっ!!」
マキモドシ教授は強力な魔法を発揮すると、ソナタの姿はダークソナタ・ヒソカへと変わり果てたのだった。
ダークソナタ・ヒソカ「私はダークソナタ・ヒソカ。地球共等の復讐を今からするっ!!」
バーグ・タイマー「んなっ…!?ソナタ、何なんだ、その姿はっ…!?」
マダム・セメール「何だか気味悪い姿になってしまったようね…。」
ダーク・ソナタヒソカ「気味悪い…?それは私が言うセリフじゃない!」
\ドッカーン!!/
マダム・セメール「きゃあっ!!」
バーグ・タイマー「セメールッ!!」
オールド・マキモドシ教授「フハハハ!!これでどうだ?ダークソナタ・ヒソカ!」
ダークソナタ・ヒソカ「何だか体が前より軽なった気がする!あのタイム戦士も降参する程の憎しみのパワーを長く持てるかもしれない…!!バーグ、セメール、お仕置きは後でしてあげるからっ!!さぁ、憎しみの力を倍増する研究をしましょう!!」
オールド・マキモドシ教授「フフフッ…。これであの小娘タイム戦士達は滅びて未来を乱す計略が成功するだろう…!!フハハハ…。ハーッハッハッハッ!!」
マキモドシ教授は絶望の高笑いをしながら憎しみの力を研究するダークソナタの後を追っていったのだった…。
第11話につづく
コメント
4件
マキモドシ教授思った以上にやばすぎだろ
もしかしたらこれってセメールとバーグも光堕ちするフラグでは…!?