髙地side
北斗「やぁの!やぁ…うぁぁぁん」
遡ること30分前………
今日、俺は仕事休みで他のメンバー全員仕事だから起こしに行ったの。
そしたら、北斗が顔を真っ赤にして寝てた。もしかしてと思いおでこを触ると、
優吾「…熱っ、これは仕事無理だな」
案の定、熱がありそうな感じ。そのまま寝かせておいて皆に説明し
皆を送り出した後、再び北斗が寝ている部屋に向かった。
優吾「北斗、起きよっか」
北斗「んぅぅ…こぉちぃ,ウルウル」
優吾「しんどいね。熱測ろ?」
北斗「やぁ、グスッ」
優吾「痛くないから大丈夫」
北斗「やぁの!やぁ…うぁぁぁん」
……で現在。どうしよっかな?
優吾「北斗、ギューする?」
北斗「グスッ…コクッ」
ハグする為に広げた北斗の脇に体温計を挟んで動かないようにハグして固定する。
北斗「やぁ、グスッ」
優吾「抜かないよ。すぐだから我慢」
ピピピッと音を立てた体温計の画面に表示された数字は38.8。かなりしんどいね。
汗かいてるだろうしとりあえず着替えさせるか。
優吾「北斗お着替えしよっか」
北斗「ほっくんちない、グスッ」
優吾「北斗バンザーイ!」
北斗「…バンザーイ」
着替えないって言ってた割には素直に腕を上げてくれた北斗。
この後、冷えピタ貼ってもう1度寝かせた。
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2時間後、自分のお昼ご飯を先に食べ、北斗のお粥を作って起こしに行った。
北斗「こぉちぃー、グスッ」
優吾「どうした?」
北斗「ちんどぃ、グスッ」
優吾「そうだね、しんどいね。ちょっとでいいからご飯食べる?」
北斗「…コクッ」
お粥を取りに行こうとしたら、ギュッと腕を掴まれた。
北斗「ひとりやぁら」
優吾「じゃあ下降りる?」
北斗「…コクッ」
北斗の手を引きながらリビングに行き、ご飯を食べさせた。
次は難関の薬。
北斗「ごちしょうしゃまれちた」
優吾「偉いね。じゃあお薬飲もっか」
北斗「やぁ…おかちたべぅ、グスッ」
優吾「お薬飲めたらお菓子食べれるよ?」
そう言うと北斗は難しい顔をした。
たぶん薬は飲みたくない、でもお菓子食べたい…って悩んでる。
北斗「………のむぅ」
優吾「おっ!偉いね」
小さな声で勇気を出した北斗。
“どうぞ”と薬を手渡すと少し葛藤してからゴクッと飲んだ。
北斗「にがぁぃ、グスッグスッ」
優吾「北斗すごいね!よく出来ました、ヨシヨシ」
北斗「グスッ、おかちぃ」
優吾「いいよ、持ってくるからちょっと待てる?」
北斗「うん、グスッ」
北斗と離れて食器を流しに置いてお菓子を取りに行く。
まだ?と言わんばかりにソファからこちらを見てる北斗。
優吾「はい、どうぞ」
北斗「あーと!ニコッ」
さっきまで泣いてたとは思えないほど可愛い笑顔でお菓子を受け取る北斗。今の笑顔、樹がみたらヤバかっただろうな。
お菓子を食べた後、眠たそうにしてたからベッドに連れて行き寝かせた。今の間に家事終わらそ。
ー続くー
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