TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

豪華客船と遺された記憶と影

一覧ページ

「豪華客船と遺された記憶と影」のメインビジュアル

豪華客船と遺された記憶と影

16 - 悲惨な場所と怪しい影

2022年08月09日

シェアするシェアする
報告する

クリスタルの場所なんて知らない。だけど、映画鑑賞ルーム・・・事件の始まりの部屋ならヒントの1つくらいあるだろう。そう思い、そこまで走った。

その部屋は2階からも入れたため、2階まで登り、安全そうな道を歩いた。

部屋はかなり悲惨な状況だった。1階は浸水しており、椅子には血塗れの遺体が縛り付けてあった。

相変わらずスクリーンには人形が映っていた。よく見てみると、人形の横に文字が書かれていた。

「推理のピースが集まれば痛みが始まる。暗闇に独り、悩み苦しむ。だけど結局終わりは同じ。得るものは何も無い。」

意味はわからなかった。だけど多分、これは私に向けて書かれたもの・・・な、気がする。

突如、スクリーンにノイズが走り、不快な音が鳴り響く。

音が鳴り止むと、スクリーンには何も映っていなかった。もしかして、この船全体が私に何かを訴えかけているのか・・・?考えれば考えるほど分からなくなっていった。

後ろから急に足音が聞こえてきた。振り返ると、誰かが立っている。でも、部屋と部屋の外の光の当たり方が悪く、その人の顔が見えない。だけど、その人が斧を持っているのは見えた。

そしてその人は、聞き慣れた声で言った。

「見つかっちゃったかな?」

豪華客船と遺された記憶と影

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚