また1歩

そんなある日。鎖骨にキスして目黒が渡辺をソファにゆっくり押し倒してくる。

渡辺は、目を閉じている。

目黒がパーカーを捲り上げて胸にキスしてきた。

そして、口に含んで舐めてきた。

渡辺ーんっ・・。

目黒ー気持ちいいでしょ？

渡辺ーわか・・んない。

目黒ーもう一度するよ？

渡辺ーあっ・・あっ・・

両方の胸の飾りを口にして吸い上げてきた。渡辺はふるりと身体が震える。目黒の頭を抱いて熱い息を吐く。

目黒ー怖い？

渡辺ーだい・・じょぶ。

目黒ー気持ちいい？

渡辺ーわかん・・ない。

目黒ー嘘、硬くなってるでしょ。

渡辺ー気持ちいいから？

目黒ーだから、勃ち上がり始めてる。

渡辺ーはっ・・あっ・・熱い・・。

目黒ー服、脱いじゃおうか？

渡辺ーやだ、恥ずかしい。

目黒ー俺も一緒だから。

渡辺がそっと目黒の物を触る。確かに勃ち上がり始めてる気がする。キッチンの照明を付け、リビングの照明は消した。

薄暗い中、目黒が渡辺の服を脱がしていく。ソファが冷たいと言い毛布を持ってきた。目黒も、裸になる。抱きついてホッと息を吐く。

目黒が胸を舐め、互いの物をそっと握る。

渡辺ー硬くなってる。

目黒ー翔太くんもだよ。

渡辺ーあっ・・動かしたらだめ。

目黒ー我慢できる？

渡辺ーん〜んっ・・んっ・・あっ・・だめ・，。

目黒ー気持ちいいでしょ？

渡辺ーやだ、怖い、やめて。

目黒ーじゃあ、胸、舐めさせてね。

渡辺ーんっ・・はぁ・・んっ・・。

目黒ー今日はここまでにしとく？

渡辺ーんっ・・。

裸で重なり合っている。渡辺の肌はツルツルして気持ちいい。目黒はこのまま続けたかったが、渡辺の目に怯えが見えた。

急がないよう気をつけないと、渡辺は離れていく。

目黒ーちょっと気持ち良かった？

渡辺ーん、ちょっと。

目黒ーおっし！この調子でゆっくり頑張ろ？

渡辺ーあの、目黒はいいの？中途半端で。

目黒ー落ち着くまで、重なり合ってよう？

渡辺ー落ち着く？

目黒ーん、大丈夫。

中学生みたいな付き合い。

渡辺は、自分の家の目黒の空間で、考えている。

目黒の家みたいになって、落ち着くし、きっと、ここで愛されるのだろうと思う。急に恥ずかしくなってきた。

渡辺ーでも、待たせてるよなぁ。

あの日から、何度か、裸で抱き合って目黒に胸を可愛がられている。渡辺の物も目黒の物も主張している。目黒が時々、腰を押し付けてくる。そういうことだ。

我慢してる。気持ちいいのは分かっている。1歩、進んでみるか？とまで思うようになった。

続く