第3章 唐突の病
「ショー、成功してよかった……」
「そうだな!」
「寧々ちゃんのお歌、すっごく良かったよ!」
「1時はどうなるかと思ったねぇ…」
そんなたわいない話をしている時。
「あ゛ッ……う゛ッ…」
俺の眼に激痛が走った
「司!?大丈夫!?」
「司くん?」
「司くーんっ!ど、どどどうしたの!?」
「あ゛…あぁ゛ッ……」
止まらない痛み。彼奴らの声が聞こえる。
そして痛みが収まっま頃…
「司……?」
「…司、くん、?」
俺の眼から…何かが消えた
「……?」
「どこ…どこだ、」
「え?」
「寧々は…どこ……」
「私はここだけど、」
「見えない…見え……な…」
「司くん、?」
「もしや……」
俺の視界は真っ暗。何も見えない。
強いて言うなら、少し光を感じる。
「あ……」
「どうしようっ、 ……司くんが…っ」
「とりあえず病院に……!!」
病院
「これは…」
「先生……司は…、?」
「失明してますね、眼に大量の塩水が入ってしまい、そのショックで目が見えないのでしょう」
「そんなっ……」
俺の頭の中は真っ白だった。
めが見えない?じゃあショーは、?
こいつらは……どうなるんだ、?
俺は……諦めるしかないのか?夢を捨てるしかないのか?
「先生……!!俺の目は…」
「治らないでしょう、。移植をしたら治る可能性もありますが……複雑な為、移植をしてくれた相手が死に至る可能性が高いです。」
「そんなっ……!!」
「司……っ」
「……」
「では……また。」
「ありがとうございました、。」
「司…大丈夫?肩貸すよ、」
「あぁ……ありがとう寧々。」
「……どうなっちゃうのかな、、」
「えむくん、?」
「あたし達……どうなっちゃうのかな」
「どういう事…?」
「ショー…ちゃんと、できるのかな」
「……」
沈黙が流れる。そらそうだ
誰にもわかりやしない。
「続けないと。」
「え……?」
「続けなきゃ…笑顔に出来ないだろ、!」
笑顔を浮かべているつもりだった。
上手く笑えているだろうか。
「うん……っ!!」
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