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ちょこ
100
夜瞬く君の瞳を奪っていたらしい話
そういって、本格的にこの店に加わるんだと思い、少し、ほーんと少しだけわくわくしていた。
部屋の中のタンスを開けると、綺麗な着物が何着か入っていた。
「うわぁ〜✨️すっごいきれい。」
あっちの世界ではこんな綺麗なのみたことなかった。それに、触れる機会もなかったな。
その中でも自分で気に入った着物を見つけて、着ようとした私はハッとした。
わたし……。着物きたことない!?!?
ど〜しよ、まずなにからすればいいのぉ!?
「……ya〜?」
「ん。どうした?」
「着物さぁ、」
「あぁ〜、着れた??
etはどれ選んだの〜?」
「着方…わかんない。」
「え?なんてぇ?」
「着物の着方わかんないよぉ!!
どうやってきるのぉぉ!」
「はぁぁぁぁ!?着物の着方もわかんねぇの
かよ!!生まれたときから着てんだろうが
!!」
「初めて着るよ!!お願い、綺麗なの着たい
よぉぉ!!」
「初めてだと!?何処育ちだよおめぇ。」
ぎゃーぎゃー言い合い……
「まぁいいわ。rnつれてくるから待ってろ。」
「うぅ、ありがと。」
「はいはい。」
そういって、少し遠くなるその声にお礼をいった。
それにしても、すごく綺麗な着物だ。
他も豪華だけど、なぜかこれに目が離せない。
深みのあるワイン色。どこかまだ咲ききっていないように見える枝垂れ桜。
金色で描かれてるのは……川??
もうそれにしか見えない。
そういって、見慣れぬ着物を惚れ惚れ見ていると…
コンコン
「et??連れてきたぞ。」
それとともにyaの声。
「ありがと…。」
「なんでちょっと不満そうなんだよ。
まぁいいや。着れたら見せに来いよ。」
そういうと去っていく足音。
からころっ、とふすまが軽快な音をたてて開く。
すると、あの特徴的な水色の髪…!!
ではなく???
え??
こんどは赤茶色…?のような髪をおさげにツインテールしている女の人が来た。
するとその人は
「えぇっ!?この子がetちゃん!?
ちょ〜可愛いんですけど!?」
さっきのrnとは違う、すこしお姉さんな声。
「あ、あの〜…」
「あっ、ごめんね?
rnちゃんはお仕事中でさ!
あたしはhn!!」
「…hnさん??」
「そう呼んでくれると嬉しいな!!
そういえばyaくんに着付け、頼まれたの!
etちゃんは、どの着物えらんだの??」
「これがいいんですけど……。」
「えっ!?これ!?」
「へっ!、なんか悪かったですか……?」
etちゃん上目遣い中
「なぁ〜んもないよっ!!
さっ!これ着たいんだよね?着よ!!」
「いいの…?ありがとうございます!」
(この着物ね…。etちゃんお目が高いねぇ。
yaくん、びっくりしそ〜w)
そういって、hnさんは、また着ることになるだろうからと、1から説明しながら着せてくれた。
「ここはこっちで〜…。」
「この裾、大事だからねー?!」
「次のこの紐、ここで〜…。」
「最後の帯は〜……。」
「完成っ!!」
約8分。全身鏡を見ると見たことないぐらいに着飾った私がいた。
「えっ…これ、ほんとに私??」
「そうだよそうだよ〜w
etちゃんもとがいいからさ!なに着ても似
合うよ!絶対!!」
「……✨️」
よほど気に入ったのが顔に出てたのだろうか。hnさんは鏡をじ〜っとみてる私を見守ってくれていた。
少し経って。
「ふふっ。etちゃん、見惚れるのは分かるけ
ど、yaくん待ってるから!
早くみせたげな!!」
「見惚れてなんか…!!」
「ほらほら〜、玄関のほうの小上がりで待っ
てると思うよ!いってらっしゃ〜い」
「ち、ちょっと、hnさぁぁん!?!?」
ちらっと小上がりを見ると、ほんとにyaが座っていた。
「……。ya?」
と声をかけると、こっちをじっとみてきてから、目を丸くしてた。
「et?お前、この着物選んだのかよ。」
「それ、なんかhnさんにも似たこといわれた
けど…。だめだった…?」
「いや、悪くねえんだけど。hnさんいってな
いのかよ。et、それはな……。」
コメント
1件
おお、第6話!やっと着物に袖を通す場面だね。etちゃんが着方わかんなくてyaとぎゃーぎゃー言い合ってるの、めっちゃ微笑ましかったw 「何処育ちだよ」って突っ込むyaのツッコミがリアルで好き。hnさん登場で一気に空気が和んだし、着付けシーンの丁寧さに「ああ、この作品ちゃんとしてるな」って感じた。最後の「et、それはな……」からの続きが気になりすぎて、次話が待てない!綺麗なワイン色の着物の描写、すごく印象に残ったよ。